京都産業大学法学会春季講演会「物価、賃金、雇用の動向について」開催
2024.05.31
京都産業大学法学部の教員と学生で構成する「京都産業大学法学会」の春季講演会が、5月22日(水)に開催されました。
今回は厚生労働省の幹部職員(旧労働省1992年採用)で、現在、兵庫労働局長を務めておられる赤松 俊彦先生をお招きし、「物価、賃金、雇用の動向について」と題してご講演をいただき、大教室である6202教室が満席となる300人以上が聴講しました。
冒頭、佐藤 誠 法学部副学部長による挨拶があり、赤松先生への謝辞と、法学会講演会の趣旨等につき改めて説明が行われました。
ご講演は赤松先生の幹部公務員ならではの多彩な経歴・経験の紹介に始まり、その後詳細な配布資料に基づき、我が国(及び京都はじめ近畿各県)の将来の人口動態やGDPの見込みと国際比較、我が国と近畿各県の総生産・所得・雇用・賃金の動向などにつき丁寧なお話がなされました。
全体に、我が国を取り巻く厳しい経済状況や雇用環境を感じさせる内容でしたが、それに対する政府・厚生労働省の施策のご紹介もあり、さらに講演の最後に学生の皆さんへの温かいメッセージをいただき、盛況のうちに終了しました。
いずれ社会に巣立っていく学生にとっても、貴重な講演内容であったと思われます。