「本山寮ユニットリーダー研修」をF工房の学生ファシリテータが運営しました

2024.03.12

2月8日(木)に学生部主催で行われた本山寮のユニットリーダー研修において、F工房の学生ファシリテータ(以下、学ファシ)7人が研修内容の立案と当日の運営を担当しました。
学ファシは日ごろから、学生の視点を大切にした授業支援や課外活動支援を通じて「学生の主体的な学び」を支援しています。
学ファシがワークを進行する様子

当日までの関わりとして、学ファシはF工房職員と共に、本研修の主催者である学生部寮務担当職員との事前打ち合わせに参加しました。そして、日ごろから寮生と深く関わる寮務担当職員の思いを踏まえて、ユニットリーダーとなる学生たちの視点を想像しながらプログラムをデザインしました。さらに当日は6時間半におよぶプログラムを学ファシが分担して進行するなど、研修内容立案から当日までの一連の役割を担いました。このようなプログラム全体に学ファシが関わる取り組みは、学ファシのプログラムデザインへの興味関心の高まりに応えて昨年度から行っているものです。

学ファシがデザインしたプログラムを紹介します。

プログラム

  • 研修概要説明(目的、全体像、ゴール等の共有)
  • チェックイン(全体での自己紹介)
  • アイスブレイク~ポジショニングマップ~
  • ワークショップ①:ストーリーテリング~本音を語る体験、聴く体験~「寮生活において心が動いたエピソードを語る」
  • ワークショップ②:田の字法(現在およびユニットでの将来の不安・不満の共有)
  • ワークショップ③:ワーク②の解決策を考えよう
  • ワークショップ④:グラウンドルールづくり
  • チェックアウトとクロージング

当日の様子は、下記記事をご覧ください。

全体発表を見守る学ファシ
研修の運営を終えた運営メンバー

運営した学ファシのコメント

感想

  • 研修を通して、ユニットリーダーがどんどん主体的になっていき、自分達でワークに取り組む姿が見えてとても嬉しかった。
  • 当日までの準備では、色々なことを考えてプログラムを構成したのが初めてだったので、難しさを感じた。同時に、個人的には高いレベルでの話し合いができていたと思ったのでいい経験になった。また、当日は最後のユニットリーダーだけで話し合いをしている場面で上手くゴールに持っていくことができたと感じたのでよかった。
  • チームワークを通して一つのプロジェクトを作っていくということが、どれだけ楽しいか知ることができた。不安でもチームが支えてくれ、1人ではないことがこんなにも大切なことだとは知らなかった。

学んだこと、気付いたこと

  • アイスブレイクだけではまだ馴染めていない方も、ワークを通して素の自分を出せる部分が出てくるかもしれないと「待つ」ことが大切だと感じた。実際にそれぞれ砕けるタイミングはバラバラだったと感じた。
  • 自分が疑問に思ったことをあえてみんなの前で質問することが参加者や運営チーム内の不安を低減させたり疑問を解消させたりする点で良い作用をもたらすことがあること。

次に生かしたいと思うこと

  • 春学期に行う授業支援では、今回と同じように経験があまりない人たちに向けて活動するので、わかりやすいワークの説明や場をいい空間にできるようなサポートができたらいいと思った。
  • 対話を重ねることの大切さや役割分担のやり方、ミーティングの進め方など生かしたいと思うことはたくさんあるが、特に、依頼者側の意図などをしっかり理解して話し合い、寄り添うことを生かしていきたい。
  • 4月から社会人となるが、今回の寮生の立場である新しいものをつくる側に回ることがメインになると思う。今回は研修の場をつくる経験をさせてもらったので、少しでも今回の視点を生かしてコミュニケーションを取りながら進めていきたい。これまで学ファシとして複数プロジェクトに参加してきたが、社会に出た際に少しでも今までの経験を生かしていきたい。

学生ファシリテータ(学ファシ)とは

授業やイベント等でグループワークの円滑な進行をサポートする学生スタッフです。
授業内でのアイスブレイク(自己紹介ゲーム等)の進行や、受講生同士の話し合いのサポートなどを通じて「学生の主体的な学び」を支援します。
※ファシリテータとは:グループ活動などがうまく運ぶよう支援する人のことです。

例えば、授業の場に同じ学生がファシリテータとして加わることで、学生同士の新たな視点の発見が期待できます。主体的な学びの場づくりはF工房にご相談ください!

~現在、第14期は82人で活動中~

学生ファシリテータSNSアカウント【公式】

学ファシ広報メンバーが学ファシの存在を多くの人に知ってもらえるよう自分たちの活動の様子などを投稿しています。

PAGE TOP