【法学部】山田ゼミ「梅小路・花屋町通花結びプロジェクト」三昇堂小倉さんを取材しました!

2023.03.29

三昇堂小倉 中西さんと

京都市と(公財)大学コンソーシアム京都が実施する2022(令和4)年度「学まちコラボ事業」の採択を受けた山田ゼミの「梅小路・花屋町通花結びプロジェクト」について、学生からの活動レポート第14弾を紹介します。

このプロジェクトは京都駅の西側に位置する「梅小路エリア・嶋原地区」にある「花屋町通(はなやちょうどおり)」を商店街・地域の方と一緒に花でいっぱいにするプロジェクトです。

山田ゼミの学生の発想からスタートしたこの企画。これから山田ゼミの学生だけではなく、京都産業大学附属中学・高校や近隣小学校、さまざまな企業や団体の皆さんの協力を得ながら進めていきます。

今後も継続して活動を紹介しますので、ぜひご注目ください!

学生の活動レポート(山田啓二ゼミ 3年次生 青山 純さん)

フラワーボールの飾り付けにもご協力いただきました

山田ゼミでは、プロジェクトに協力いただく商店街の方々や協賛企業の方々について、多くの方に知っていただきたいと考え、取材を行っております。今回は、花屋町通で生麩餅(ふもち)や茶団子、わらび餅を提供されている三昇堂小倉に取材に伺いました。
以下、インタビューの内容になります。

—嶋原にお店を構えた経緯を教えてください。

第二次世界大戦中に、中国で菓子製造の修行をしていた先々代は、日本の敗戦後、帰国事業により舞鶴に到着しました。帰国後、先々代店主は滋賀県出身ということもあり、関西地域でお店を開きたいと考え、開店に適した場所を探し始めました。京都で開店場所を探した末、選んだ場所が現在の嶋原地区になります。お店を構えている場所は嶋原大門の近くで、当時は京極という繁華街として栄えていました。

—店名の由来を教えてください。

もともとは、「三昇堂」と「おぐ羅」という別々の店舗が存在していました。双方の間で交流があり、お互いの跡継ぎが結婚した後、現在の「三昇堂小倉」という名前になりました。

—当店で販売されている茶団子とわらび餅の魅力を教えてください。

茶団子は約50年続く、歴史ある商品です。材料に国産の米粉と宇治の抹茶を使用しています。昔ながらの優しい味が魅力で、日持ちが良く、修学旅行生に大変人気があります。この商品は串に刺しておらず、1粒ずつ食べることができます。

わらび餅は材料に本わらび粉を使用し、手ごねで仕上げています。手ごねで仕上げることにより、口の中で溶けるような口当たりの良さを実現しました。お好きなサイズにカットしていただき、お召し上がりください。わらび餅に塗す(まぶす)きな粉は深煎りで香ばしく、単品でご希望されるお客様もいらっしゃいます。

—花結びプロジェクトの一環として開催予定のイベントに期待されていることはございますか?

若い世代の方に多く来てほしいと思います。若い方々は、ここから北東に位置する河原町を京都市観光の候補に挙げることが多いかもしれません。また、これまで地域で開催されたイベントには、若い世代の中でも、ご家族で訪れる小さなお子様が多い印象を受けました。お子様に限らず、中学生や高校生、そして大学生にもイベントに来てほしいです。花結びプロジェクトを通じて嶋原を知った若い方々にぜひ足を運んでいただき、地域の歴史や文化など多くの魅力を知っていただけると嬉しく思います。


今回は三昇堂小倉に取材しました。取材を通じて、嶋原の歴史的背景の中に多くの和菓子店が存在していたことを教えていただきました。嶋原ならではの文化や歴史に触れることで一味違う京都の魅力に気付くとともに、魅力が外へ伝わっていないことに悲しさを覚えました。若い方にもぜひ来てほしいです。今後も継続して商店街や企業・団体の方々へ取材を行い、ご紹介します。ぜひご注目ください!

三昇堂小倉

Webサイト:https://www.sanshodo-ogura.co.jp/
電話番号:0120-374-054
Instagram:@sanshodoogura

山田ゼミの活動はインスタでもご覧いただけます!
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