【経営学部】伊吹ゼミ13期生が「ジャパン・リスク・マネジメント株式会社」に課題解決の最終報告を行いました

2023.01.30

経営学部の伊吹ゼミでは、例年3年次に企業の課題解決に取り組んでいます。13期生25名は2022年度に、保険代理店であるジャパン・リスク・マネジメント株式会社から「震災から生活を守るために出来ること~地震保険の加入者を増やしていくためにはどうすればよいか~」という課題を頂き、それを解決するために約1年間活動してきました。

今回の最終成果報告会では、課題対象の設定から解決のための実証実験の結果、そして、今後の展開について発表しました。まず、消費者行動プロセスの理論とゼミで実施したインタビュー調査やアンケート調査の結果に基づいて、「地震保険の説明を受けたことのない人は安心感が得られないため、地震保険に加入しない」という点を課題の対象としました。次に、具体的な解決の実証実験として、2022年12月に20・30代のパートナーのいる方を対象とした体験型シミュレーションゲームのイベントを開催しました。そして、イベントからゲーム参加者の地震保険に対する知識や保険加入意向がどのように変化したのかについて分析をしました。最後に、「シミュレーションゲーム」の改良版を披露し、ゲームの活用方法や、今後必要になる追加施策を提案しました。

この報告を受け、ジャパン・リスク・マネジメント株式会社代表取締役社長の竹内 秀興氏からは「実際取り組んだ中で苦労したことをハードルを下げて、もしくは違う視点で次の新しい提案があるとさらによかった。ただ、地震保険という難しいテーマで活動したこの経験が、皆さんの今後に生きる糧になると嬉しいです」というコメントを頂きました。

今回の提案が企業課題である地震保険の加入者の増加の第一歩となり、消費者にとっても震災から生活を守るために出来ることを考える機会となることを願っています。

(執筆:経営学部 3年次 安藤 萌)

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