【法学部】静岡で自衛隊フィールド・リサーチを実施

2022.08.09

法学部では「フィールド・リサーチ」という授業科目があり、その中の一つに「安全保障フィールド・リサーチ」があります。

昨年は、広島(呉、江田島、海田市)での自衛隊研修を行いました(「キャンパスフラッシュ」2021年11月5日参照)。
今年も、自衛隊京都地方協力本部のサポートを得て、学生7名は、8月3日・4日に静岡県にある陸上自衛隊富士駐屯地(富士学校等)および航空自衛隊浜松基地(第1航空団等)を訪問し、現地研修をすることが出来ました。

初日に訪問した富士学校は、普通科(歩兵)、特科(砲兵)、機甲科(戦車兵)、いわゆる普・特・機(ふとっき)と呼ばれる自衛官養成学校です。

そこで、各科の概要説明を受け、その装備品(武器)を見学しました。その後、一般大学出身の若い幹部自衛官4名(1名は女性自衛官)との懇談会が開かれました。

学生は、自衛隊での生活や訓練状況など日頃抱いている疑問を率直に聞き、自衛官と意見交換することで、自衛隊の中の実態を知ることが出来ました。

2日目に訪問した浜松基地は、陸軍飛行連隊が設置された1925年(大正14年)から続く航空機関連の基地です。まず、基地内の資料館で現在までの基地の歴史について概要説明を受けました。

その後、隊員食堂で食事をしてから、航空機格納庫でパイロット教官によるT4練習機のブリーフィングを受け、T4を見学しました。
見学中も、パイロット教官とパイロット訓練生の自衛官が、学生からの様々な疑問やインタビューに丁寧に答えていただきました。

学生たちは、2日間の自衛隊研修で、安全保障の最前線に立つ自衛官の生の声を直接聞くことができて、自衛隊の理解を少しでも深めることができたのではないでしょうか。
この点が、座学では得られないフィールド・リサーチの醍醐味だと思います。

12月のフィールド・リサーチ合同発表会に、その研修の成果が発揮されることを大いに期待しています。

浜松基地のT4練習機を見学する学生
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