第10期「学生ファシリテータふりかえりの集い」を開催しました

2020.09.07

8月7日(金)に第10期「学生ファシリテータ(以下、学ファシ※)ふりかえりの集い」をオンラインで開催しました。「ふりかえりの集い」は1年間の学ファシ活動で得られた経験を言語化・共有することを通じて、自身の学びをより深めることを目的に毎年開催しています。

※学生ファシリテータは、授業や課外活動において学生の主体的な学びを支援するボランティアです。第10期は49名の学生が活動しました。

今年度は、学ファシの主な活動現場の一つである初年次生向けキャリア形成支援教育科目「自己発見と大学生活」もオンラインでの実施となりました。対面授業におけるファシリテータとして活躍することを前提として準備を進めてきた学ファシにとっては想定外の事態でしたが、うまくいったこと・いかなかったことの両面に焦点を当て、「今後にどう活かせるか」を全員で考えました。

ふりかえりの集いの様子

当日の様子

チェックイン「2つ選んで自己紹介」

当日は学ファシ42名が参加しました。学ファシ全員が一堂に会するのはおよそ半年ぶりだったため、まずはチェックインからスタート。F工房で以前から活用しているアイスブレイクをアレンジした「2つ選んで自己紹介」を小グループ内で行いました。「この1年間の出来事」を思い出し、「自分自身の気持ち」に目を向けてもらうことで、「1年間の学ファシ活動」をふりかえるための準備を整えます。

続いて、約20分間のグループトークを行いました。お題は「1年間の学ファシ活動をふりかえって」。この1年間で経験した「よかったこと・悪かったこと」の両方を思い出し、語り合いました。そして最後に、「30秒スピーチ」で「この1年の経験をどう活かすか」について発表しました。

学ファシの声

30秒スピーチでは、以下のような発表がありました。

  • 私が担当したクラスは基本的にオンデマンド授業で、受講生同士の交流が少なかった。そのため、新入生同士がリアルタイムで交流する機会づくりを教員に提案して実行した。こうした積極性は、今後の学生生活で活かしていきたい。
  • 例年の対面授業に比べると受講生との関わりは少なかったが、私は3年生なので学ファシ内で2年生と4年生をつなぐ役割を果たした。こうした、チームワークに貢献する力は今後も活かしたい。
  • 担当したクラスでは、Teams等を最大限に活用してリアルタイムで授業を行った。オンラインツールをうまく活用すれば、受講生同士をつなぐことも十分に可能だと感じた。
  • 正直なところ、オンライン授業になったことで期待していた学ファシ活動とは大きく違った。しかし対面で会えないからこそ、コミュニケーション力の重要性を実感した。また、メールで教員とやりとりする機会が多く、これを通じて文章を書く力がついたと思うので、今後に活かしていきたい。
  • 授業は例年と異なる形態になってしまったのは残念だった。でも、去年の秋学期の研修合宿で学んだ「話し合いの技法」については今後の学生生活に活かしたい。
  • オンデマンド授業だったので、受講生のmoodleへの書き込みに対するフィードバックを行った。これを通して、対面授業の時よりも受講生一人ひとりとの距離は縮まったように思う。
  • この1年間学ファシを経験する中でファシリテーションへの関心が高まり、もっと学びたいと思うようになった。今後はファシリテーションをより積極的に学んで、対面授業がスタートした時にその成果を活かしたい。

スピーチからは、授業のオンライン化という大きな環境の変化の中においても、研修での経験や受講生との関わり合い、学ファシ・教員と協働する経験から様々な学びを得ている様子が感じられました。最終的には、前向きな雰囲気で1年を締めくくることができました。

次期(第11期)に向けて

第11期の学ファシ募集はいったん締め切りましたが、二次募集を行います。秋学期から何か新しいことにチャレンジしてみたい方、学内でのつながりを広げたい方など、学ファシへの応募をお待ちしています!二次募集の詳細はPOSTに掲示していますので、関心を持った学生の方は、ぜひご確認ください!

学生ファシリテータSNSアカウント【公式】

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