第9期「学生ファシリテータふりかえりの集い」を開催しました

2019.08.09

8月9日(金)に第9期「学生ファシリテータ(以下、学ファシ※)ふりかえりの集い」を開催しました。「ふりかえりの集い」は1年間の学ファシ活動で得られた経験を言語化・共有することを通じて、自身の学びをより深めることを目的に毎年開催しています。

当日の様子

当日は、「午前の部」と「午後の部」に分けて開催しました。「午前の部」は、学ファシの有志11名が参加し、F工房スタッフ進行のもと「学ファシ活動の改善案・工夫を考えよう」をテーマにグループワークを行いました。学ファシは個々人の問題意識に基づいて「学ファシ同士の関わり」「授業におけるグループワークの内容」「教員との協働」「受講生との関わり」の4グループに分かれ、それぞれの課題に対する改善案を話し合いました。議論の成果発表の時間には教職員も聞き手に加わり、次年度の改善につながる議論を交わしました。
「私が解決したい今期の課題」を出し合う
グループに分かれて解決策を話し合う
「午後の部」には学ファシ35名が参加しました。導入のアイスブレイクは、学ファシによる提案で「マシュマロタワー」を実施。今年が活動1年目の学ファシによる親しみのある進行で、会場に和気あいあいとした雰囲気が生まれました。
アイスブレイクを進行する学ファシ
できるだけ高いタワーを協力し合って作成
続いてF工房スタッフ進行のもと、同じ授業の支援を担当した学ファシ同士で相互フィードバックをおこないました。互いに受けた影響や感謝の気持ちなどを、少し照れながらも気持ちを込めて伝え合っていました。また、担当クラスの教員や受講生からのメッセージを読み込むことで、自身を客観的に捉えて内省を深めました。
学ファシ同士でフィードバックを伝え合う
教員・受講生からのメッセージをじっくり読み込む
後半は「学ファシを続けるにあたっての不安」や「学ファシを続けてよかったこと」について語り合うワークを実施。このワークは、上級生学ファシの「一人でも多くの人に学ファシを続けてほしい」という問題意識から発案され、当日の進行も学ファシが担いました。最後に懇親会を実施し、思い思いに懇親を深め、会を締めくくりました。
グループワークを進行する学ファシ
懇親会の様子
終始、活気にあふれていましたが、特に学ファシが進行を担ったワークは活発な意見交換が行われていました。

学ファシの声

参加した学ファシからは「今期の学ファシ経験で得たこと」として、以下のような声が聞かれました。
  • コミュニケーションを取る時に自分のことばかり考えがちだったが、相手の立場に立つことが重要だと感じた
  • 自分の意見を伝える時に、根拠を示すことができるようになった
  • 学びを得るためには、受け身になるのではなく自分から意欲的に行動することが必要だと気づいた
  • 複数の授業支援に参画することで、自身の経験を応用する力がついた
  • 自分の課題は、気持ちを言語化して伝えることだと気づいた

受講生との関わりや教員・学ファシと協働する経験を通じて、他者とのコミュニケーションのあり方や自分自身の強みや課題について気づきを得ている様子が伺えました。

次期(第10期)に向けて

第10期の学ファシ募集説明会は7月に開催しましたが、9月にも開催する予定です。説明会の日時・場所等はPOSTに掲示します。学ファシ活動に興味を持った学生の方は、ぜひご参加ください!
全体の集合写真
※学生ファシリテータは、授業や課外活動において学生の学びを支援するボランティアです。第9期は45名の学生が1年次生対象の共通教育科目「自己発見と大学生活」をはじめ、現代社会学部「基礎演習」などの学部開講科目や入学前オリエンテーション等、様々な場面で活動しました。
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