平成29年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

「学習成果実感調査」についての分析結果

「プレップセミナー」および(プレップセミナーを除く)「AL科目」の両方において、昨年度までに続いて、1回あたりの準備学習が1時間を超えていると回答した者が半数以上である。また、主体的に学習した(強くそう思う+そう思う)と回答した者も、両科目群ともに60%を超えている。主体的な学習態度の形成を促すというActive Learning重視のカリキュラム改革の目的をある程度達成し、それが定着しつつあると評価でき、このような方向性を今後も進めていくべきであろう。
「プレップセミナー」においては、昨年度と比較して、「主体的に学習した」「自らの成長を実感することができた」「総合的に満足している」「法学部の学びについてイメージをもつことができた」「自分の将来について考える機会をもつことができた」のいずれの項目でも、「(強く)そう思う」とする回答者の割合が増えている。初年次教育(導入教育)として主体的な学習態度の形成を促すこの科目の役割が定着してきたとも評価でき、今後も継続的に観測していきたい。
「AL科目」においては、昨年度と比較して、「主体的に学習した」「自らの成長を実感することができた」の項目では、「(強く)そう思う」とする回答者の割合がやや減っている(それでも70%程度はあるが)。「学びの面白さを感じた」や「総合的に満足している」の項目では変わらないように見えるが、主体的に学習することができるようにAL科目の内容を検討していくべきであろう。
「その他」(講義科目)では、昨年度と比較して、いずれの項目においても改善したと評価できる。Active Learning重視のカリキュラム改革の効果が講義科目にも及んできたと評価するにはまだ早いが、継続的に観測していきたい。
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