在学留学体験レポート 東野 実優さん(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2016年8月27日から
2017年4月30まで
カナダ トンプソンリバーズ大学 交換留学
留学先の大学で、私は様々な国の人に出会いました。それぞれ違った文化や宗教、言語を持ち、毎日が発見で学習することが多くありました。日本にいた頃は、世界の歴史や文化を教科書で学び、ニュースを紙面やテレビを通してしか知る機会がなかったのですが、実際に人と接することで、自分が持っていた固定観念のようなものを崩すことができたと思いますし、反対に、日本に対するイメージなど知ることができました。例えば、忍者は本当にいるのか、なぜ日本の電車は毎日満員なのかと聞かれました。自分があまり意識してなかったことを改めて指摘されると返答に困ることもありましたが、興味を持ってくれているという点で、とても嬉しく思いました。
私は、ホームステイではなく、レジデンスで八か月間過ごしましたが、日本でも一人暮らしの経験がない自分にとっては、すごく厳しいものでした。違う文化を持つルームメイトと生活を共にし、自分で判断し動かなければならないことだらけでした。しかし、そのレジデンスでの経験が自分を成長させたと思います。私がカナダで過ごしてとても大事だと感じたことは自分の意思表示です。心の中でとどめておくのではなく、思い切って自分の意思を伝えることで、自分の周りのコミュニティの輪が広がったように思います。レジデンスで暮らしている者同士の食事も楽しいものでした。また、大学のアクティビティやクラブに参加することで、日本語を勉強している友達や、ホストファミリーのように私に接してくれた方にも出会うことができ、殻を破って参加して良かったと思っています。
また、トンプソンリバーズ大学は、キャンパス内に鹿が現れるほどの自然豊かな地域だったので、かまくらづくりやスノーボーディングといった真冬にマイナス27℃まで下がる気候の国だからこそできる体験をする機会がありました。授業は厳しいものでしたが、アクティビティが充実していたので、頑張ることができました。
よく「海外へ行って世界の人と触れ合うことで、視野を広げることができる」といわれていると思いますが、これは本当にその通りだと思います。私が出会った人の中で多くの人が日本に興味を持ってくれていて、もっと勉強していくべきだったと後悔しましたが、文化を発信することで、自分でも日本文化のすばらしさに改めて気づくことができました。海外留学は、もちろんいい思いばかりするわけではありませんが、それ以上に得られるものが多くあると思います。海外に行き様々な国の人と関わることは、自分自身に大きく影響を与え、自分を大きく成長させてくれる力になると思います。

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