在学留学体験レポート 舌 綾香さん(交換留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2019年3月1日から
2020年2月6日まで
ドイツ ケルン大学 交換留学

私は、2019年3月から約一年間、ケルン大学へ英語留学をしました。ケルン大学はドイツで最大級の規模と学生数を誇る大学であり、留学生も多く学んでいます。元々ヨーロッパに行ってみたいと考えていたのと、留学アドバイザーや母に背中を押されて、非英語圏での英語留学をすることに決めました。ドイツ語の学習経験もなし、海外経験が一度だけというように、不安要素もあったのですが、ケルン大学について調べれば調べるほど、その魅力にひかれ、留学に行くのを楽しみにしていました。実際に行ってみてとても楽しかったですし、ドイツでの英語留学を検討している方にとって、少しでも参考になればいいなと思っています。

授業は主に英語留学プログラムのカリキュラムの中から興味のあるものを選んで、履修しました。授業はすべて英語で行われ、日本では学習したことのない様々な分野について学ぶことができました。ヨーロッパの政治経済について、デジタル化社会について、音楽から学ぶ歴史や1970年代の歴史などの授業もあれば、異文化理解について学ぶ活発的な授業、英語の歴史やエッセイの書き方についての授業などもありました。正直に言うと、経済やビジネスについての授業では理解するのに時間はかかりましたが、日本ではできないことをたくさん経験することができました。授業の課外活動では、国連機関に訪れることができたり、EUの貿易にかかわる仕事をしている方のお話を聞けたり、ドイツの東西統一の歴史が分かる博物館に訪れたりして、とても興味深い内容ばかりでした。教授と一緒にトルコ、ギリシャ、インドなどの伝統料理のお店に行ったり、ユダヤ教の協会に訪れることができたり、地元のクリスマスマーケットにクラスのみんなで訪れたりなど、文化的な体験もすることができました。課題は、レポートとプレゼンテーションが基本で、クラスによってはウィークリーテストがあったり、事前にテキストを読む課題があったりもしました。課題の量は少ないとは言えないですが、すべて学習の支えとなってくれるものばかりなので、積極的に取り組むことができました。ドイツ語の授業では、クラスでの関わりが多かったので、たくさん友達をつくることができ、楽しく学ぶことができました。

この留学を経て、私はチャレンジすることの楽しさを知り、ヨーロッパの経済構造や政治、歴史についての学びを通して、ヨーロッパの内側から物事を見ることができました。ドイツで見たもの、聞いたもの、体験したものすべてが、新たな価値観を生み出し、より深みのある人間になれたように思います。そして、この留学で出会えた人達はたくさんのことを教えてくれました。最初は、不安と臆病さに負けずに、積極的に向き合った結果、多国籍な人間関係を築くことができました。一年間でたくさんの挑戦をしてきて、悔やんだ時もうまくいかない時もりましたが、それらはすべて自分の糧となり、力となり、貴重な経験となりました。最終的に楽しいと思えたので、また新しいことに挑戦したいし、新しいものに出会いたいし、新しい景色を見てみたいと思います。留学を通して、たくさんの挑戦をし、たくさん学んで、もっと素敵な自分になれると思います。

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