在学留学体験レポート 掛田 朱李さん(派遣留学)

留学期間 国名 留学先大学名 留学の種別
2015年9月1日から
2016年5月29まで
カナダ アルゴマ大学 派遣留学

私の9か月間の留学生活は目標としていた語学力向上はもちろん、国籍を超えて多くの人とのかけがえのない関係を作ることのできた本当に充実したものとなりました。大学入学当初から留学することを目標に掲げていたので、留学が決まった時本当に嬉しかったです。

念願の留学を成功させるために心がけていたことが3つあります。まず1つに、いつも以上に時間を大切に使うということです。友達と映画観賞や散歩、日本食レストランでの食事や、ホストマザーの料理のお手伝い、トロント・ケベック・NYへの観光など、楽しみながら英語や異文化を体感できるというのが留学の醍醐味だと思います。また、日々の生活では試験が近づくにつれ課題も増え部屋に篭りがちだったのですが、食事の時間やホストファミリーがベッドに向かう数10分前でも椅子に座り話をする時間を作るようにしていました。一緒にいる時間が増えるにつれ相手の事を深く知り、ファミリーがジョークでからかってきたり、私も相手のそういった一面に触れる事で言語の壁を感じることなく心から楽しめました。

また、思ったことを言葉にして伝えることも大切です。ふと疑問に思った英語表現や使い方などを聞いてみたり、ファミリーがその日1日をどう過ごしたかを必ず聞いていました。日本で生活をしている時自分の家族に今日1日のことなどを詳しく聞く習慣が無かったため、毎日気にかけてくれるホストファミリーに対し、いつも同じような答えしかできない自分が嫌になったこともありましたが、その日見つけた小さな発見や友達の食べていた物など何でもいいので話すことを続けることにより、会話の広げ方や自分の考えの伝え方が身についたと実感する他、もっと話がしたいと思うようになりました。お互いをよく理解するためにもコミュニケーションはとても大事で、会話をするというのが一番だと実感しました。

3つ目に留学前にやる、又は留学中に挑戦してみたいと思ったものなどをしっかり実行することです。私は3か月の間、英語とフランス語のバイリンガルの幼稚園でボランティア活動をしました。1クラスを担当したのですが、なかなか子供の話す英語が理解しづらかったり、忙しい中で自分からしっかり動いたり判断することがとても難しかったです。しかし、子供達も先生方もとても温かく迎えいれてくれ、子供達の身の回りのお世話や一緒に遊んだり、折り紙や日本語を教えたりととても楽しかったです。また、お昼に食べるお弁当や学習スタイルなど、このボランティア活動を通じて教育という新しい点からカナダという国を見ることが出来ました。長いように思われる留学期間ですが、やりたいことを全てやるにはとても短かったです。

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