植物科学研究センターについて

植物は光合成により地球上のすべての生命を支えている。世界人口が増え続けるなか、持続可能な社会を実現するためには、植物の持つ多様な能力を理解して利用することが重要である。そのためには、地球上の様々な環境に適応している植物の多様性に着目し、植物がもつ多彩な能力をゲノム解析や分子生物学的解析、生化学的解析などの手法を駆使することで明らかにする必要がある。また、多様な植物を資源としてとらえ、その能力を最大限に利用して利用価値の高い農作物を育種するための技術開発を行うとともに、その活用や社会普及を推進し、さらには、森林や里山の保全や再生、自然を活用した社会資本整備などにも取り組む必要がある。そこで、植物科学研究センターでは、植物の多様性に着目し、持続可能な社会の実現にむけて地域と連携しながら植物の能力を利用することを目指し、以下の4点について研究を進めている。

  1. 植物の環境への適応進化の分子基盤の解明
  2. 有用植物作出の基盤技術開発
  3. 植物ゲノムの多様性と進化の解析
  4. 植物の機能を生かした地域づくり
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