京都産業大学キャンパスマガジン サギタリウス 2012 Oct. vol.57
観光の街・京都に根ざした、ソーシャルビジネスへ。 竹村知紘さん
どんなに小さなことも全力で。新入生の困り事を解決! 森真都伽さん 植松正斗さん
一秒、一秒、自分の限界を越えていきたい。 辻悠佳さん
京都産業大学から、東北へ。ボランティアのきっかけを。 M村大介さん 吉田拓矢さん
学生ベロタクシードライバー 観光の街・京都に根ざした、ソーシャルビジネスへ。 経済学部3年次生(滋賀県・比叡山高校出身) 竹村知紘さん
ベロタクシーとはドイツで発祥し、日本では京都から広まった「自転車タクシー」です。ゆったり観光を楽しめて、環境にやさしく、車体の広告で経済効果も期待できる。また、学生の体力を生かして地域活性に取り組めるというソーシャルビジネスの可能性に触れ、ベロタクシーをもっと普及したいと思いました。京都で唯一のドライバーとして、まず知名度アップとドライバー増加を目指し、「学生ベロタクシー京都」という団体を設立。「輝く学生応援プロジェクト」の支援対象にも選出されました。将来的には京都で行われるイベントとのコラボなど、他の活動と組み合わせ、その力を引き出したいです。ベロタクシーを始めてから、自分でも驚くほどソーシャルビジネスへの興味が深まり、他学部科目も受講するなど視野の広がりを感じますね。
お客さんとのコミュニケーションはドライバーとしての醍醐味。自分のおすすめスポットを紹介し、喜んでもらえたときは何より嬉しくなるという竹村さん。
ベロタクシー
経済学部3年次生(滋賀県・比叡山高校出身) 竹村知紘さん
経済学部3年次生(名古屋市立菊里高校出身)森真都伽さん 法学部3年次生(京都市立塔南高校出身)植松正斗さん
学生支援ピア・サポーター どんなに小さなことも全力で。新入生の困り事を解決! 経済学部3年次生(名古屋市立菊里高校出身)森真都伽さん 法学部3年次生(京都市立塔南高校出身)植松正斗さん
主に新入生のサポートをする私たちピア・サポーターは、履修登録期間と毎週火・木曜日の昼休みに10号館2階で相談に答えています。相談内容は本当にさまざま。授業関係に加え、豊富にあるサークルや食堂のメニュー、一番近いスーパーの場所まで、どんな相談にも、親身に答えています。思えば自分たちが新入生の時、小さなことでも誰に尋ねればいいのかが分からず、ピア・サポーターの先輩がとても頼りになりました。その時の感謝を胸に、新入生の気持ちになって悩みを聞ける傾聴力が私たちの強み。件数の多い相談は大学に提案し、ガイダンスの改善点にしてもらうなど学生ならではの視点を、より良い大学生活づくりに生かします。
新入生向けの冊子を制作するなど、ピア・サポーターの活動は自分の経験が生かせる場。秋学期には新メンバーの募集が始まるので、POSTを要チェック!
新入生向けの冊子
2012ジャパンパラリンピック水泳・自由形優勝 一秒、一秒、自分の限界を越えていきたい。 法学部2年次生(伊丹市立伊丹高校出身)辻悠佳さん
小学生の頃、耳が不自由な私のコミュニケーションの練習にと母に勧められて始めたのが水泳でした。最初は嫌々でしたが、いつの間にか厳しいながらも自分の限界に挑むことに、充実感を感じるようになりました。そして大学生になった今、チームやクラブに所属せず個人で練習するという新たな挑戦へ。水泳選手である知人と高校の恩師をコーチに迎え、よりハードな練習に切り替えたのです。その成果か、今年は去年2位だったジャパンパラリンピックの自由形短距離で1位を獲得。次の全国障害者スポーツ大会でも優勝を狙うため、50mの自己ベスト30秒という目前の壁を破ることを目標に、さらに厳しい練習にも挑んでいきたいと思います。
国内の障害者スポーツ大会で最高峰のジャパンパラリンピックで2年連続上位を獲得。その他、全京都障害者総合スポーツ大会で1位など、今後の活躍にも期待。
メダル
法学部2年次生(伊丹市立伊丹高校出身)辻悠佳さん
法学部4年次生(京都府・京都共栄学園高校出身)M村大介さん 経済学部2年次生(三重県・日生学園第一高校出身)吉田拓矢さん
東北ボランティアバス・プロジェクト企画・運営 学生有志団体「STAR-T」 京都産業大学から、東北へ。ボランティアのきっかけを。 法学部4年次生(京都府・京都共栄学園高校出身)M村大介さん 経済学部2年次生(三重県・日生学園第一高校出身)吉田拓矢さん
去年、僕たちは各々で東北でのボランティア活動に参加しました。そこでは、現地の人とのつながりなど想像以上に得るものが多く、参加して本当によかったと感じました。偶然にも「この体験を多くの学生に広めたい」という同じ思いを抱いた僕たちは、知り合ってすぐに意気投合。「STAR-T」を結成し、「学生が参加しやすいボランティアプログラム」の企画に着手しました。費用や日程など学生の事情に配慮しながら、現地の要望にマッチするプランを作成。大学の協力でバスも確保でき、第一回は宮城県七ヶ浜町で、30人以上の参加者との活動が実現しました。被災地の皆さんのための活動が、自分自身のためにもなる。そんな体験を、今後も広めていきます。
第一回の参加者たち。ゴミの撤去作業では、ゴミの一つ一つに生活の跡を見つけ、拾い方が丁寧に。詳しい活動内容や次回情報は大学HP・フェイスブックで。
東北ボランティアバス
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