【経営学部】唯一無二のまいたけレシピ!?松本ゼミ生が雪国まいたけ「極」を使って提案 ~後編:販売戦略に関する講義~

2022.12.01

経営学部 松本 和明 教授のゼミでは、株式会社雪国まいたけの協力を得て課題解決型の学びを展開しています。このたび「京都産業大学×平和堂×雪国まいたけ」の共同企画として、雪国まいたけ「極(きわみ)」を使ったレシピコンテストが行われました。ゼミ生からレシピを募集し、優秀なメニューを雪国まいたけ「極」の商品パッケージに掲載し、平和堂の店舗で特別パッケージのまいたけを販売するという一大企画です。
学生が提案した27案のレシピのうち、7案が入賞・入選を果たした様子を、前編(結果発表・表彰式)と後編(販売戦略に関する講義)に分けて紹介します!

(学生ライター 外国語学部4年次 瀬戸 うた)

※前編「結果発表・表彰式の様子」はこちらからご覧ください。

販売戦略について説明を受けた

表彰式終了後には、株式会社雪国まいたけの星野氏と佐々木氏による講義が行われました。販売のプロはどのようにして販売戦略を打ち出しているのか、CMを放映するのはなぜなのかなど、実際のプロモーションを例に解説されました。

まずはマイタケの需要について話されました。2年ほど前までは健康ブームで需要が高かったマイタケ。ここ最近は需要が横ばいになっており、同社に限らず「マイタケ全体の需要を引き上げる」ということが大きな目標となっているそうです。需要を引き上げ、販売実績を作り、売上を上げるために、販売戦略を考えていきます。そのツールの一つとして挙げられるのが「CM」です。今回は、テレビやSNSで放映されているCMが紹介されました。

俳優の小雪さん、CMソングはNissy (西島 隆弘)さんの「I Need You」を起用したCMです。同社のターゲット層である主婦の認知度が高い小雪さんや、人気の高いNissyさんを起用することでSNSでも話題になったそうです。このCMは地上波だけでなく、TVerなど見逃し配信アプリでも放映されており、多くの人に届けるために工夫していることが説明されました。さらに販売戦略として、同社のホームページ上やクラシル、クックパッドでもレシピを公開することで、より多くの顧客を獲得しているそうです。さらに、インターネット上でのプロモーションだけでなく、店頭でポスターやPOP・のぼりを掲示したり、プロモーション動画を店頭で放映したり、さまざまな角度から、ボリュームある提案がなされていることが紹介されました。

松本教授は「販売戦略としてCMだけで終わるのではなく、のぼりやポスターといったアナログなものからデジタル戦略までを駆使して、深く、多様な展開をされています。こういった話を聞く機会は貴重なので、ゼミ生にとって学びになったと思います」と感謝の言葉で締めくくられました。

松本ゼミでは今後、本学の地元である京都で、地域に根差したビジネスを体験できる場を拡大していく予定です。


松本ゼミの皆さんが提案したレシピは全て面白く、作ってみたい!と思えるレシピでした。どのレシピも、流行や独自の視点をもとに考えられていて、ただ提案するだけでなく、顧客の視点に立ってコンセプトやアピールポイントが考えられていることが印象的でした。グランプリを受賞した学生はそれぞれの得意分野を生かしながら取り組んでいて、このようなゼミでの経験は将来社会に出てから生きてくるものだと思いました。
ゼミ生が提案したレシピが雪国まいたけ「極」の商品パッケージに掲載され、特別パッケージのまいたけとして実際に店頭に並ぶのを楽しみにしています!

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