【経営学部】唯一無二のまいたけレシピ!? 松本ゼミ生が雪国まいたけ「極」を使って提案 ~前編:結果発表・表彰式の様子~

2022.12.01

経営学部 松本 和明 教授のゼミでは、株式会社雪国まいたけの協力を得て課題解決型の学びを展開しています。このたび「京都産業大学×平和堂×雪国まいたけ」の共同企画として、雪国まいたけ「極(きわみ)」を使ったレシピコンテストが行われました。ゼミ生からレシピを募集し、優秀なメニューを雪国まいたけ「極」の商品パッケージに掲載し、平和堂の店舗で特別パッケージのまいたけを販売するという一大企画です。
学生が提案した27案のレシピのうち、7案が入賞・入選を果たした様子を、前編(結果発表・表彰式)と後編(販売戦略に関する講義)に分けて紹介します!

(学生ライター 外国語学部4年次 瀬戸 うた)

前編では「結果発表・表彰式の様子」を紹介します。
※後編「販売戦略に関する講義」はこちらからご覧ください。

ゼミナールに所属する学生
ゼミの正装をまとう松本教授 背中には大学の学章が刻まれている

松本ゼミでは、長期的な視点で企業や経営者について研究しており、現在は、新潟県に本社を置く株式会社雪国まいたけの協力の下、商品のブランディングやレシピ開発に関わる実践的な学びに挑戦しています。

株式会社雪国まいたけの星野氏(左)と佐々木氏(右)

今回のレシピコンテストは、学生側は企業が普段行っている取り組みを体験することで経験値とスキル向上を図り、企業側は産学連携による新しいアプローチで商品の売り込みを強化し、売上や利益の向上を図ることを目的に開催されました。6月に株式会社平和堂・株式会社雪国まいたけ・松本教授による選考会が行われ、7~9月にディスカッションなどを通してアイデアに磨きをかけてきました。そしてこのたび、27案のレシピを提案し、7案が入賞・入選を果たしました!

表彰式では株式会社雪国まいたけの星野氏と佐々木氏が、入賞者および入選者の発表を行い、学生の健闘を称えました。

まずは入賞作品の発表です。

マイタケの冷製イタリアンバルサミコ和え

  • 考案者:
    北芝 楓生さん、永森 優人さん、長谷川 慎さん
  • コンセプト:
    火を使わずマイタケの食感を生かした料理で、おかずとしてもおつまみとしても食卓へ出せるところがポイント。
  • 評価のポイント:
    簡単でおしゃれ!マイタケの食感を生かすというコンセプトも高得点。
試作したメニュー画像とPOPデザインも発表された
受賞した学生3人(中央) 「全ての材料の相性が合った彩りも良いレシピです!」

高たんぱく質サラダ

  • 考案者:
    井上 琳雄さん
  • コンセプト:
    お肉と相性が良いマイタケに、高タンパクな鶏肉とビタミン豊富なブロッコリーで栄養豊富!現代の健康ブームにぴったりピッタリ。
  • 評価のポイント:
    マイタケの機能性を生かしており、健康訴求という点が現代の時勢と合っていて良い!見た目と味の工夫があればより良くなる。

舞茸とタラのユッケ風

  • 考案者:
    田原 真菜さん
  • コンセプト:
    お酒のおつまみにもご飯のお供にもなる万能おかず。
  • 評価のポイント:
    間違いなく美味しそうなメニューだったため高得点。マイタケを入れるメリットなどコンセプトが明確になればさらに良くなる。

舞茸スムージー

  • 考案者:
    安藤 岳流さん、北口 雅之さん、北村 周大さん
  • コンセプト:
    子どもから大人まで!簡単に作れて、マイタケ嫌いの人でも飲める。
  • 評価のポイント:
    統計を取ると、キノコ嫌いの人は数%のため営業の観点としてはキノコが嫌いな層への提案は行わないが、既成概念にとらわれない面白いメニューだった。
「目指せ!舞茸嫌い克服」と書かれたPOPデザインを紹介
受賞した学生2人(中央)「マイタケが嫌いな人にも食べてもらえるメニューを提案しました」

つづいて、優秀作品の3賞「松本教授賞」の受賞作品の発表です。

まいたけドーナツ~ノーマルver・チーズver

受賞した学生2人(中央)「食事メニューとして食べるマイタケをおやつにすると面白いのではないかと提案しました」
  • 考案者:
    武部 大和さん、堀田 将志さん
  • コンセプト:
    手軽さにおやつとして野菜が採れる!
  • 評価のポイント:
    意外性のあるメニューで高評価。おやつというコンセプトが素晴らしい!

次に、「雪国まいたけ賞」の受賞作品の発表です。

まいたけフライチーズのびのび

  • 考案者:
    清本 和哉さん
  • コンセプト:
    チーズが伸びて子どももうれしい!マイタケの風味も感じられる。
  • 評価のポイント:
    マイタケとチーズの相性はバッチリで「チーズのびのび」という見た目も楽しく提案できる部分が、意外性・店頭訴求につながると感じ、素晴らしかった!

最後にグランプリとなる「平和堂賞」の発表です。グランプリに選ばれたのは…

ヤンニョムマイタケ

  • 考案者:
    尾形 映真さん、高橋 哲平さん
  • コンセプト:
    鶏肉と食感が似ていて、鶏肉よりもヘルシーで罪悪感なく食べられる。キノコ嫌いな人でも食べられる!
  • 評価のポイント:
    鶏肉の代わりにマイタケを使用し、ヘルシーさの訴求プラス食感を生かした提案が素晴らしい!流行りのメニューで展開もしやすく、POPも手書きで良い。

グランプリ受賞者インタビュー

尾形 映真さん

「2人で今の流行りは何だろうと考えたときに、『韓国料理』だったためこのメニューにしました。
よく料理をするのでレシピ提案を担当しました。10分程度で作れる簡単なレシピです。」

高橋 哲平さん

「POP制作を担当しました。将来クリエイティブな職業に就きたいと思っているので、今後も頑張りたいです!」

力を入れたと話すPOPデザインについて説明する
受賞した学生2人(中央)「実際に作って家族に食べてもらうと好印象だったため、自信があったレシピです」

※優秀作品に選ばれた3つのレシピは、2023年1月に雪国まいたけ極の商品パッケージに掲載し、平和堂の店舗で特別パッケージのまいたけとして販売される予定です。

将来性や、いかにビジネスにつながり得るかという観点でプロフェッショナルから選ばれた入賞・入選作品の数々。株式会社雪国まいたけの佐々木氏から「皆さんのアイデアは斬新なものが多く、こちらも勉強させていただきました」と称賛が送られました。松本教授は「全てのレシピが素晴らしかったです。今後もこういった企画に主体的に取り組んでほしいです」と、ゼミ生にエールを送られました。

表彰式終了後には、株式会社雪国まいたけの星野氏と佐々木氏による講義が行われました。
【後編(販売戦略に関する講義)】をご確認ください!

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