コミュニケーションについて考えてみよう!~F工房とのコラボ企画研修~
2022.01.28
経営学部 宮永健太郎ゼミ(演習2)において、「コミュニケーションについて考える」をテーマにワークショップ形式で研修が行われました。宮永ゼミは「持続可能な発展とソーシャル・ガバナンス」をテーマとし、環境問題や社会問題を引き起こすことなく、経済的に「豊か」な社会を実現するために必要な連携について研究されています。今回はファシリテーションスキル向上のための特別ワークショップとして、F工房とのコラボ企画研修が行われました。
(学生ライター 現代社会学部2年次 柿内 富良加)


本研修は、宮永ゼミが本学の教育支援研究開発センターF工房と協力して毎年企画されているものです。今年度は「ゼミ生に自分の意見を述べる力」、「相手の考えを理解する力」、「合意形成を図る力」を身に付けて欲しいという宮永准教授の思いを反映し、F工房スタッフの大島 和美さんがプログラムデザインを考案されました。また今回は、ファシリテーションスキルを学びながらグループワークの運営やサポートを行っている、学生ファシリテータ3人もサポーターとして参加しました。プログラムに入る前に、大島さんからプログラムのグランドルールについて説明がありました。このプログラムは、楽しみながらゲーム感覚でコミュニケーションを体験し、感じたこと、考えたことを共有してほしいとのことでした。そして「チェックイン」というプログラムから研修がスタートしました。チェックインとは、普段とは違う場での緊張や今感じていることなどを共有することによって、話しやすい場につなげていく時間のことです。本研修中に呼ばれたい名前(ニックネーム)と今の気持ちの共有が行われました。ゼミ生からは、普段とは違うことを行うことに対する緊張感や期待感を持ったという声が聞かれました。

続いて、教室を使って「ポジショニングマップ」が行われました。ポジショニングマップとは、縦軸と横軸の位置で「自分」を表現するものです。(図を参照)
自身がアウトドア派でフォーマルを好むのならば、「自分」の位置は図の右上の位置になります。このように、ポジショニングマップでは「自分」を縦軸と横軸に分類して表現し、周りの人に位置を使って自分を伝えることができます。本研修では、縦軸に本日のコンディション(元気なのか疲れ気味なのか)、横軸に今の気持ち(緊張しているのか楽しめているのか)や、縦軸に趣味(体育会系か文化系)か、横軸に性格(インドア派かアウトドア派か)などが行われました。ポジショニングマップを使用すると、近くにいる人は自分と似ている人であることが発見できることから、交流時間が取られると話が弾んでいました。最後のプログラムは「グループでの対話」です。ポジショニングマップの縦軸に人見知り派か人見知りしない派か、横軸に即行動派か慎重派かに基づいてグループが割り振られ、テーマついて話し合いました。コミュニケーションで大事なことは「相手を尊重すること」や「言葉のキャッチボールをすること」、「目を見て話すこと、聞くこと」などの意見が寄せられた一方、難しいことについては「自己紹介の後などに話をふくらませられないこと」や「自分を出せないこと」、「オンラインの際にミュートを外すタイミング」などが挙がりました。今回の取材を通して感じたことは、研修開始当初は堅い雰囲気だったのが、チェックインやポジショニングマップを通して、研修の場が柔らかい雰囲気に変わっていったのが印象的でした。場を和ませることも大切なスキルなのだと思いました。
また、私自身はまだゼミに所属していないので、ゼミの雰囲気を味わうことができたのも良かったです。
自身がアウトドア派でフォーマルを好むのならば、「自分」の位置は図の右上の位置になります。このように、ポジショニングマップでは「自分」を縦軸と横軸に分類して表現し、周りの人に位置を使って自分を伝えることができます。本研修では、縦軸に本日のコンディション(元気なのか疲れ気味なのか)、横軸に今の気持ち(緊張しているのか楽しめているのか)や、縦軸に趣味(体育会系か文化系)か、横軸に性格(インドア派かアウトドア派か)などが行われました。ポジショニングマップを使用すると、近くにいる人は自分と似ている人であることが発見できることから、交流時間が取られると話が弾んでいました。最後のプログラムは「グループでの対話」です。ポジショニングマップの縦軸に人見知り派か人見知りしない派か、横軸に即行動派か慎重派かに基づいてグループが割り振られ、テーマついて話し合いました。コミュニケーションで大事なことは「相手を尊重すること」や「言葉のキャッチボールをすること」、「目を見て話すこと、聞くこと」などの意見が寄せられた一方、難しいことについては「自己紹介の後などに話をふくらませられないこと」や「自分を出せないこと」、「オンラインの際にミュートを外すタイミング」などが挙がりました。今回の取材を通して感じたことは、研修開始当初は堅い雰囲気だったのが、チェックインやポジショニングマップを通して、研修の場が柔らかい雰囲気に変わっていったのが印象的でした。場を和ませることも大切なスキルなのだと思いました。
また、私自身はまだゼミに所属していないので、ゼミの雰囲気を味わうことができたのも良かったです。

