【文化学部】花を生かす。個性も生かす。「英語で京都文化実習(生け花)」が開講

2021.06.29

文化学部の専門教育科目「英語で京都文化実習IA」は、日本の生け花を“英語”で学ぶ科目です。今回は実習として、受講生らが実際に生け花にチャレンジしましたので、その様子を紹介します!
担当教員のボブロブ 千寿子講師が、明るく声をかけながら、受講生一人一人の個性を尊重しようとする振る舞いが印象的でした。
(学生ライター 外国語学部3年次 福崎 真子)


2021年6月15日、文化学部の専門教育科目「英語で京都文化実習IA」にて、生け花の実習が行われました。
受講生が今回挑戦したのは、華道最古の家元である「池坊(いけのぼう)」の教えの中でも、「自由花」という定型のないフリースタイルのような生け花です。

まず始めに、担当のボブロブ 千寿子講師が、扱う花の種類と特徴を英語で説明。その後、受講生らによる生け花の実習がスタート。ボブロブ講師が受講生の席を順番に見て回り、「“Cool”」「“Well done!!”」と明るく声をかけるなど、受講生一人一人の個性を尊重しようとするボブロブ講師の振る舞いが印象的でした。

当該科目は、文化学部京都文化学科の専門教育科目ですが、文化学部生だけでなく毎年さまざまな学部・学年・国籍の学生が受講します。受講生の履修の決めては、「生け花を教わることはめったにない機会だと思ったから」、「英語で日本の文化を学ぶことに興味があったから」など、その理由もさまざま。各自が自由に、生き生きと実習を楽しむ様子が見られました。

実習の様子


受講生の作品は、虫食い穴のついた葉が使われていたり、あえて全体的に花の配置が崩れていたりして、どれも印象深く、躍動感のあるものばかりでした。同じ花材を与えられたにもかかわらず、出来上がる作品は十人十色です。

受講生らはボブロブ講師からの講評(手直し)後、自分で作品を写真に収め、スケッチを行いました。

授業後、ボブロブ講師によると「青色と白色の花材の爽やかさも相まって、受講生それぞれが、夏に涼しげな生け花をいけて暑気払いとするような、素敵な作品を生けられたと思います」と、授業への手ごたえを実感されていました。

毎年、実習で生けられた作品の一部は、11号館ロビーに飾られます。ロビーを明るく華やかに彩る受講生たちの作品に乞うご期待!
※2021年6月29日現在、コロナ禍につき鑑賞してもらう機会が少ないことから、展示は行っていません。

熱心に作品に取り組む受講生①
熱心に作品に取り組む受講生②
ボブロブ講師の手直しの様子

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