文化を識れば、
世界が見える。世界が変わる。
世界が見える。世界が変わる。
文化学部
国際文化学科
Faculty of Cultural Studies
Department of Intercultural Studies

Keyword 学びのキーワード
ジェンダー
シルクロード
異文化理解
文学
宗教
アート

「この服、小さくなったけど、捨てるのはもったいないから、孫のためにとっておくね。」 小さい頃、そんな言葉を聞いた人もいるかもしれません。でも、その小さな子どもが異性愛者で、将来異性と結婚し、さらには「孫」を生む
と、どうして勝手に決めつけることができるのでしょうか? 性にまつわる様々な「普通=規範」が世の中にはあります。その「当たり前」を批判的に考えることを可能にするもの、それが「ジェンダー」という言葉です。

シルクロードは、ユーラシア大陸の東西南北を結ぶ交易ネットワークであり、文化交流の舞台です。京都や奈良には、シルクロードを経て伝わった様々な文物が残されており、ユーラシア各地の諸文化の影響をみてとることが
できます。シルクロードを知ることは、日本の文化をユーラシア大陸の歴史の中に位置づけ、その淵源を知ることでもあるのです。

世界には私たちの常識では理解しがたい文化もありますが、逃げずにその背景を探ると、異文化の見え方は一変し、さらには自文化を見直す手がかりも得られます。こうした 〈 異なる価値観をもつ他者を理解する力 〉 は、海
外の人と交流する時はもちろん、多様化する日本社会においても、過去の文献と向き合う際にも役立ちます。

文学は多様な文化事象を内包する言語芸術であり、作家は創作に際してさまざまな技巧を凝らして作品のテーマを伝えようとします。文学の授業では、こうした文学技法などに注目する内在的アプローチ、そして、テキスト外の時代思潮、伝記的背景、批評理論などに注目する外在的アプローチをとおして作品読解を行います。文学の学びを通して、自己洞察力、他者や異文化への理解力を高め、教養人としての素養を身につけましょう。

私たちはどこから来てどこへ行くのか、私たちが生きていることに何の意味があるのか、こうした問いに対してどのように答えますか。それを考えるヒントが宗教の中にあります。失われた古代宗教、中東一神教の歴史、仏教
の教えなどを取り上げ、それらの古典的な内容を現代の状況において再解釈するような学びを提供します。

音楽、演劇、美術などの様々な「アート」。好きな人もいれば、自分はセンスがないからちょっと、という人もいるでしょう。実はアートには感性で捉えられることと、作品制作の背景や、社会・歴史との関わりを調べてはじめて見えることが両方あります。感性と知性、二つを使って存分に楽しみながら、作品を深く掘り下げて研究してみませんか。
Voice 先輩の声

異文化の先に広がる新たな景色。
-先輩の学び-
文化学部
国際文化学科 3年次
国際文化学科 3年次
坂田 圭史 さん
Keishi Sakata
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自分だけの学びを探究したい。
-先輩の学び-
文化学部
国際文化学科 3年次
国際文化学科 3年次
常陸 仁美 さん
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貪欲に学べる環境があります。
文化学部
国際文化学科 4年次
国際文化学科 4年次
山内 美優さん
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興味・関心の 赴くままに。
-先輩の時間割-
文化学部
国際文化学科 1年次
国際文化学科 1年次
宇田川 彩花 さん
Ayaka Udagawa
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「歴史や人、思想に語りかける」文化の学び
-内定者インタビュー-
文化学部
国際文化学科 4年次
国際文化学科 4年次
堤 友梨子 さん
Yuriko Tsutsumi
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Q&A よくある質問
文化学部と外国語学部、国際関係学部の違いを教えてください。
文化学部は日本や京都の文化(京都文化学科)や諸外国の文化(国際文化学科)への深い理解を目指しています。外国語学部では、世界で通用する高度な語学力の修得や、特定の国や地域の言語・文化・文学に重点を置いています。また、国際関係学部では、英語を世界の人々とのコミュニケーションや情報収集を円滑にするためのツールとして捉えています。
就職先にはどのようなところが ありますか。
幅広い業種・職業で活躍していますが、中でも商社・金融・メーカー・航空会社・ホテルなどのグローバルな感覚や素養が求められる分野への進路が目立ちます。また、京都の老舗企業へ就職する学生も多く、在学中に修得した文化教養や国際的感覚を、異文化交流など多様なコミュニケーションに生かしています。教員免許状を取得し教員として活躍している卒業生も少なくありません。
留学について教えてください。
文化学部では、語学力の修得・異文化理解を目的に、海外留学を推奨しています。そこで独自の在学留学プログラム「文化学部海外異文化研修」を設置し、英語力養成の集中学習のほか、留学先であるカナダ・タイの現地文化を学ぶ科目も用意。多くの学生が、このプログラムを利用しています。