文化学部京都文化学科 専門教育科目「英語で京都文化実習Ⅰ」修了者へ『免許状』授与

2017.11.21

『入門證』を授与される福本 宏樹さん(文化学部・3年次)
京都文化学科では、日本のいけばなを英語で学ぶ「英語で京都文化実習ⅠA」(春学期)「英語で京都文化実習ⅠB」(秋学期)(担当:ボブロブ 千寿子先生)を開講しています。
華道池坊家元より、昨年度秋学期と今年度春学期の修了者には『免許状』(初等科初傳)と『傳書』が、今年度春学期修了者には『入門證』が授与されました。

【和田 拓也さん(文化学部・3年次)のコメント】

『免許状』(初等科初傳)と『傳書』を授与された和田 拓也さんとボブロブ 先生
いけばなをするのは、この授業が初めてでした。
「生花(しょうか)」は型が決まっており、入れやすかったです。
「自由花(じゆうか)」は自分の想像で生けるため難しい、と感じることもありましたが、花材から自分がイメージするものを具体化することで、いけばなの楽しさを感じるようになりました。家でも時々、花を生けています。

【ボブロブ 千寿子 先生から】

和田さんは、とても真面目で、且つユニークな発想で自分のイメージを形にしていました。
池坊では、素材や自然の成り立ちを大切にしています。自由花では季節感を感じるようなものを取り入れ、作り手の意図が観賞した人にも伝わる作品を生けることが大切です。和田さんはそれができる学生さんでした。
この授業を通して、いけばなの文化的な背景を知り、花の名前を覚えたり好きになったり、実際に生活に取り入れたりして、いけばなを身近に感じてもらいたいと思っています。
受講生の中には地方出身の学生も多いのですが、ほとんどの学生が「京都で働きたい」と言っており、この経験が今後の仕事に役立つようにと願っています。
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