難関! 実験動物一級技術者の資格認定試験に生命科学部の学生11名が合格!!

公益社団法人 日本実験動物協会では、動物実験に関する高い知識・技術を持つ専門家を実験動物一級技術者として認定しています。この実験動物一級技術者試験は、かなり難関とされ、1次試験(学科試験)及び2次試験(実技試験)に合格することが必要です。生命科学部(先端生命科学科)では、1次試験を合格した10名と再試験の1名が2次試験を受験。その結果、11名全員が合格しました。さらに、小坂 和虎さん(3年次)が学生の部の合格者の中で上位3名に入り、成績優秀者として、日本実験動物協会から表彰を受けました。
見事合格し、合格通知を手に喜ぶ11名

コメント

小坂 和虎 さん(生命科学部 先端生命科学科 3年次)

合格した感想

実験動物一級技術者試験に無事合格できたことを、本当にうれしく思います。本番の試験では、練習時には起きなかったアクシデントの連続で、大きな失敗もしてしまったため合格は諦めていました。なので、合格通知を見たときは筆舌に尽くし難い喜びがこみ上げてきました。私が試験に合格できたのは、実験動物学の先生方や外部講師の先生方、練習時に来てくださった先輩方、そして1年間共に頑張ってきた学友のおかげだと思います。この1年間、本当にありがとうございました。

受験で苦労したこと

筆記試験の対策に苦労しました。「これは図鑑か!?」と驚くほど分厚い教科書から出題されるとのことで、最初は勉強法が分からず教科書を無心で読み進め、そのすべてを暗記しようとしていました。ですが実験動物学の先生方よりアドバイス・過去問集をいただき、「過去問を解いては復習」の反復で重要事項を暗記するという効率的な勉強法を確立し、1つ目の試練に打ち勝つことができました。 
実技では、動物に触れたり器官・組織を観察、注射器を扱うといったほぼすべてのことが初めての経験だったため、実習の最初の方はとても苦労しました。動物の保定の仕方から注射器・ピンセット等手術道具の持ち方・使い方を諸先生方から教わりつつ実践していく中で自分なりのやり方も見つけることができ、苦手意識を克服することができました。

今後に向けての抱負

この資格を習得するにあたって、動物実験の重み・実験動物への倫理感、命の尊さなど、多くのことを考えさせられました。この思いを忘れないとともに、学んだ知識・経験を活かし、かつ社会に貢献できるようこれからの研究・勉学に精進していきたいです。

白鳥 秀卓 教授(生命科学部 先端生命科学科)

今年度は実技試験を受験した全員が合格し、とてもよい結果になりました。夏休みと秋学期の週末に2日ずつ開催した実験動物技術指導員による実技講習会で技術を学び、その後の実習を通して高い技術を身につけてきました。合格したみなさん、おめでとう!習得した知識や技術、そして貴重な経験を活かして、今後も活躍してください。
PAGE TOP