産業生命科学科

生命科学と社会の架け橋となり、
産業分野でひろく活躍できる人へ

今、iPS細胞やゲノム編集などの生命科学の分野では、人類や社会の発展に大きな影響を及ぼす研究や新しい成果が次々に生まれています。しかしながら、科学的根拠がないまま誤った情報が一般社会に浸透するなど、生命科学の研究成果が十分に理解されていないことも事実です。この学科では、「医療と健康」「食と農」「環境と社会」の3つの主コースから、生命科学と社会との接点にまつわる問題に正しく対処し、さまざまな産業分野で活躍できる人材の育成にむけた教育を展開します。各コースの専門性を高めることはもちろん、学びを社会に活かすための手法や考え方についても学修。企業と連携したインターンシップや課題解決型授業を導入し、実社会で活きる実践力を磨きます。また、「グローバル」「教職」という2つの副コースを設け、生命科学と社会科学の知識を武器に国内外で活躍する専門家や教育者を育成。大学での学びを社会に還元し、世界をより良く変えていく専門性と社会性を兼ね備えた人材を育成します。

【Topic】産業生命科学科の研究分野とは?

生命科学と社会科学の側面から「盲導犬」の社会普及を考える

現在、日本では約1000頭の盲導犬が活躍していますが、盲導犬の利用を希望する人は約3000人いると考えられており、盲導犬の数は明らかに不足しています。例えば日本ではラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーが盲導犬として利用されていますが、同じ品種であっても盲導犬に向く犬と向かない犬がいます。このような向き不向きは遺伝によって決まっていると考えられており、盲導犬としての優れた遺伝的能力を持つ犬を選び、品種改良によって盲導犬を効率的に生産できる系統を作ることは、多くの人が盲導犬を利用することにつながるでしょう。そうして生まれてきた盲導犬ですが、盲導犬として育成するには1頭あたり約300万円がかかるといわれています。そのための資金調達や、社会への啓蒙を進めていくには、社会科学的な知見も必要となるでしょう。このように、最先端の生命科学研究を社会で役立てていくためには、社会科学の知見も必要不可欠といえます。その双方を兼ね備えた人材を育成し、さまざまな社会課題の解決に挑んでいくのが産業生命科学科の学びです。

コース紹介

医療と健康コース

未来の健康をささえる専門性と社会性を兼ね備えた人材へ

主に医薬系の研究成果が医療や医薬品関連産業とどのように結びついているのかを学びます。創薬に関する知識や製薬医療情報などの社会科学的な素養を高めるとともに、進路にも直結した学びを展開します。

食と農コース

食べること・つくることを多彩なアプローチから学修し食の専門性を社会で活かす

アグリビジネス論をはじめとした、農業に関連する動植物を対象とした生命科学の研究成果が、社会とどのように結びついているのかを学びます。現代社会の農業や食品関連産業における課題を考察します。

環境と社会コース

身近な環境問題を捉え、解決する方法を探究しより良い暮らしを築く

里山生態学などの学びを通して、身近な地域を取り巻く環境問題を発見・理解するとともに、その解決策を探ります。環境分野に関連した生命科学の研究成果と、環境問題の解決・環境関連ビジネスとの結びつきについても学びます。
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