【生命科学部】神戸大学の食資源教育研究センターで学外実習 生まれた仔牛に名前をつけました!

2025.01.14

生命科学部の「先端生命科学特別研究1」、「生命科学プロジェクト研究1」,「産業生命科学特別研究1」は、研究室で分属した学生が行う演習科目です。染谷研究室、高桑研究室、西野研究室、前田研究室では病原微生物や感染症の研究をしていますが、これらの演習科目で、「農産物生産の現場体験」と「自らの学びや研究活動が社会においてどのように関連しているのか」を深く考えてもらうために、合同で神戸大学大学院農学研究科附属食資源教育研究センターを訪問し、和牛の飼養実習や農作物の収穫実習を行いました。
ガイダンスを受けて、実習スタート!
1日目は、研究センターの教員からガイダンスを受けた後、家畜の防疫(感染予防)を配慮しながら、牛の取り扱い方について実習を行いました。その後、サツマイモの収穫と調整、イネの刈り取りと天日干しの実習を行い、夕食時に収穫した作物の試食会も行いました。
牛舎内の繁殖牛の見学
放牧されている牛の解説
牛の取り扱いを学ぶ実習。初めて牛に触れる学生もいました。
牛の散歩の様子
2日目は、梨、柿、ブドウなどの品種改良についての説明を受けました。渋柿の脱渋、梨の収穫と自動選果機による選別・出荷のための最終選別を体験しました。
梨の収穫
自動選果機による梨の選別
午後は、黒毛和種の繁殖牛の説明と観察、牛の体格測定、鼻紋採取、牛舎の清掃や給餌などを行いました。
牛の鼻紋採取
牛の体格測定
生まれたばかりの仔牛。母牛が舐めてきれいにしていました。
途中、牛の出産が始まり、驚きと感動の中、無事仔牛が生まれて、歓声が上がりました。
後に、この仔牛は実習に参加した学生が「神山丸(こうやままる)」という名前をつけさせていただきました。
参加した学生から「牛を触ったら暖かかった」「梨にカメムシや雹(ひょう)の被害があることを知らなかった」という感想がありました。学生にとって、農産物が生き物の恵みであること(私たちの「食」が生き物の命で支えられていること)を再認識できた貴重な体験になりました。
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