【国際関係学部】スポーツで世界を救う!?ー環境先進国フィンランドで学んだ環境問題とスポーツに秘められた可能性ー
2024.07.19

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、フィンランドのユヴァスキュラ大学への交換留学を終えた、国際関係学部3年次 地道 悠人さんに話を聞きました。
留学中のインタビュー記事については、こちら
なぜ留学先にユヴァスキュラ大学を選びましたか?
海外フィールド・リサーチでオーストラリアのパースに行ったことがキッカケです。もともと海や川で遊んだり、リラックスしたりなど自然に触れることが大好きでしたが、オーストラリアの大自然にどっぷり浸った3週間で自然の魅力を再確認し、自分にとって欠かせないものだと感じました。そんな自然が環境問題により失われている現状についてさらに学びを深めたいと思い、環境先進国として有名なフィンランドにあるユヴァスキュラ大学への留学を決めました。


留学期間のスケジュールを教えてください
2023年8月19日 | フィンランド ヘルシンキ空港到着 ユヴァスキュラへ移動 |
8月29日~9月1日 | オリエンテーション |
9月4日~12月15日 | Autumn semester |
10月14日〜21日 | Autumn break |
10月22日 | Term2授業開始 |
12月16日〜2024年1月2日 | Winter break |
1月3日〜5日 | オリエンテーション |
1月8日〜5月27日 | Spring semester |
3月23日〜4月1日 | Easter break |
6月19日 | 日本帰国 |
留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください
春学期(2セメスター目)で履修したSustainable Development as a Societal Challenge という講義がとても印象に残っています。この講義では、SDGsについての基礎知識、クリティカルな意見について学ぶことができました。また、自分自身が興味のあるSDGsのゴールについての概要であったり、各国・企業などの取り組みについてプレゼンを行うことが最後に課され、私は17番目のゴール(気候変動)について発表を行いました。環境問題は、現在生じている問題の多くに関係していることを理解していましたが、今回各々の学生がそれぞれのゴールと問題についてとても細かい内容のプレゼンを行ってくれたこと、質問の時間をきちんと確保してくださったことで、とても充実した議論を行うことができ、環境問題とその他の問題のつながりがより明確なものになったと感じました。また、自分のプレゼンテーションもクラス全体で活発な議論につながるものとなり、高く評価していただいてとてもうれしく思いました。

留学期間で心に残っているエピソードを教えてください
心に一番残っていることは、外国人の親友ができたことです。彼とは、フットボールが大好きなことなど共通の趣味がたくさんあり、また物事に対する考え方が近かったので、すぐに打ち解けました。これだけ自分に似ているものを持つ人に出会ったことは初めてで怖いくらいでした。毎日のようにボールを蹴って、サウナに行っていろいろな話をしました。また、彼と長い時間を過ごしたことで彼から学ぶことも多く、自分の憧れの存在ともなりました。彼のマインドセットであったり、行動力であったりなど毎日のように刺激をもらっていました。他にも、彼以外に個性的で刺激的なたくさんの友達ができました。みんなが帰国する前に、お互いのいいところや改善点について話し合う機会があり、自分は、継続力やタイムマネージメントがうまいなどと褒めてもらい、また、優しすぎる、遠慮し過ぎなどとアドバイスをもらいました。友達同士でこのような話をするのがとても新鮮で、自分を見つめなおすいい機会にもなりました。親友の彼やほかの友達とも再会する約束をしているため、その時に「お前変わったな」といってもらえるように頑張りたいと思っています。いろんな経験ができたし、彼らから本当に多くのことを学べたのでこの留学で出会えて本当に良かったです。




留学前に立てた目標は、留学中に達成できましたか
私は二つの目標を立ててフィンランドに向かいました。
一つ目は、環境問題についての知識を深めることでした。ユヴァスキュラ大学での授業だけでなく、私生活や旅先などでも自分の目でその国の取り組みを確認することができました。また、私は、スポーツと環境問題に焦点を当てて学びを進めていました。どれほどスポーツが環境問題の解決に貢献しているのか、また、今後環境問題が深刻化することでスポーツにどのような影響が出るのかを理解し、さらに、スポーツはこの問題を変えられる大きなポテンシャルを持っているという確信を持ちました。
二つ目は、とにかくいろんなことにチャレンジして楽しむことでした。友達が主催したプレゼン大会では関西弁講座をしてみたり、友達の誘いに無理やりでもオッケーして参加したり、授業面でもいろんな質問を教授にしたりなどしました。チャレンジ精神を持つことでたくさんの経験ができたので本当に良かったです。ただ、一つ後悔していることは、留学当初、自分の英語力に自信がなく思うように積極的に人とかかわることができなかったことです。今では、その恥ずかしさや不安よりも人とつながることの楽しさに魅力を感じ、どんどん輪を広めていけるようになったのは成長したと感じています。
一つ目は、環境問題についての知識を深めることでした。ユヴァスキュラ大学での授業だけでなく、私生活や旅先などでも自分の目でその国の取り組みを確認することができました。また、私は、スポーツと環境問題に焦点を当てて学びを進めていました。どれほどスポーツが環境問題の解決に貢献しているのか、また、今後環境問題が深刻化することでスポーツにどのような影響が出るのかを理解し、さらに、スポーツはこの問題を変えられる大きなポテンシャルを持っているという確信を持ちました。
二つ目は、とにかくいろんなことにチャレンジして楽しむことでした。友達が主催したプレゼン大会では関西弁講座をしてみたり、友達の誘いに無理やりでもオッケーして参加したり、授業面でもいろんな質問を教授にしたりなどしました。チャレンジ精神を持つことでたくさんの経験ができたので本当に良かったです。ただ、一つ後悔していることは、留学当初、自分の英語力に自信がなく思うように積極的に人とかかわることができなかったことです。今では、その恥ずかしさや不安よりも人とつながることの楽しさに魅力を感じ、どんどん輪を広めていけるようになったのは成長したと感じています。




今後の抱負や、帰国後新しくチャレンジしていることを教えてください
この留学で、「フットボールを通した環境問題の改善に取り組みたい」と将来やりたいことが明確になったのでそれに向かっていろいろ行動していきたいです。地域に根付いたクラブが世界各地にあること、子供からお年寄りまで幅広い層の熱狂的なサポーターがいるフットボールだからこそ、多くの人を取り巻くことができると環境問題改善に大きな影響を与えられると考えています。今後、環境問題が深刻化していくことで選手が、安全に競技が行えなくなったり、ひどいケースだと多くの試合・大会自体が中止になる可能性もゼロではありません。何十年先の未来でも多くの人がスポーツを安全に楽しめる環境を保つために、その活動の一歩目として地元のボランティアなどに積極的に参加して、この目標を実現させたいと考えています。また、人とつながることの楽しさを感じました。フィンランドでの留学生活中や旅先でたくさんの出会いがありました。たくさんの友達ができ、いろいろな経験や発見をすることができました。そんな中、自分にもっと英語力があればもっと面白い経験ができたのかなと感じる場面が何度もありました。言語が流暢に使えるようになると、人とのつながりがもっと濃いものになることは間違いないので、そのためにも、帰国後も英語力の向上に努めたいと思っています。さらに、留学前も自然が大好きでよく海や川で遊んでいましたが、この留学を通して「自然」がもっと自分にとって魅力的な存在になりました。帰国後は、今まで以上に多くの自然に触れて、そして多くの人に魅力を伝えたいです。



これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!
授業についていけるかや、友達ができるかなど留学に対していろんな不安を持っていると思います。でも、すべて何とかなります。分からなかったり、困っていたら誰かが助けてくれるし、友達だってたくさんできます。自分は2023年の秋に出発した京産生の中で一番英語力がないと自信があるくらいでした。それでも、一年の間にたくさんの方と出会い、いろんな経験をすることができました。自分でもすごい成長できたなと感じます。でもそのためにも、楽しそうと思ったことに迷わず、チャレンジする姿勢が大事です。この姿勢が伝われば、自然といろんな人とのつながりが出来ると思います。実際に自分もいろんな人との輪を広げることができました。また、どんなハプニングが起きてもその状況を楽しむことも大事です。最後に、留学先での生活は、新しいことだらけでとても楽しいです。たくさんの人とのつながりを大切にいろんな経験をしてください。