【国際関係学部】フィンランド/ユヴァスキュラ大学に留学中の3年次 地道 悠人さんを取材しました!
2024.05.01

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、フィンランドのユヴァスキュラ大学に交換留学中の、国際関係学部3年次 地道悠人さんに話を聞きました。
なぜ留学先にユヴァスキュラ大学を選びましたか?
海外フィールド・リサーチでオーストラリアのパースに行ったことがキッカケです。もともと海や川で遊んだり、リラックスしたりなど自然に触れることが大好きでしたが、オーストラリアの大自然にどっぷり浸った3週間で自然の魅力を再確認し、自分にとって欠かせないものだと感じました。そんな自然が環境問題により失われている現状についてさらに学びを深めたいと思い、環境先進国として有名なフィンランドにあるユヴァスキュラ大学への留学を決めました。



留学期間(前半)のスケジュールを教えてください
2023年8月19日 | フィンランド ヘルシンキ空港到着 ユヴァスキュラへ移動 |
8月29日~9月1日 | オリエンテーション |
9月4日~12月15日 | Autumn Semester |
10月14日〜21日 | Autumn Break |
10月22日 | Term2授業開始 |
12月16日~2024年1月2日 | Winter Break |
1月3日~5日 | オリエンテーション |
1月8日~5月27日 | Spring Semester |
3月25日〜4月1日 | Easter Break |
留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください
環境問題に関する講義(Anthoropology of Climate Change、Sustainable Development as a Societal Challenge など)だけでなく、フィンランドの教育に関する授業、異文化・多言語コミュニケーションという文化や言語の異なる人たちとどのようにしたら、それらの壁なくコミュニケーションが行えるのかという内容の授業(Introduction to Intercultural and Multilingual Communication)などいろいろな分野の授業を履修しました。ディスカッションの時間を設けられる授業が多く、みんな積極的に自分の意見を伝えていました。
一番印象深かった講義は、フィンランドの飢餓(1866-1868)に関する講義で、先生が当時の人が飢餓の時に食べていたとされている木の皮から作ったパンを再現して持ってきてくれました。実際に試食してみたのですが、感覚的には歯が折れそうなくらい固い木をかじっているようなものでした。どれほど飢餓を乗り越えるのが大変だったのか感じられる貴重な経験になりました。
一番印象深かった講義は、フィンランドの飢餓(1866-1868)に関する講義で、先生が当時の人が飢餓の時に食べていたとされている木の皮から作ったパンを再現して持ってきてくれました。実際に試食してみたのですが、感覚的には歯が折れそうなくらい固い木をかじっているようなものでした。どれほど飢餓を乗り越えるのが大変だったのか感じられる貴重な経験になりました。

留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?
私が生活しているアパート(Soihtu)には、19時から23時ごろまで無料で使用できるサウナがあるので、ほぼ毎日行っています。フィンランドのサウナは、日本とは違ってサウナ内での会話が禁止されていなく、Social Needを求めて現地の方や留学生がたくさんやってきます。今では、たくさんのサウナフレンズがいて、自分の趣味などに関する話だったり、「自国の教育制度」や「自分にとっての自然やサウナとは」といった難しくて深い話など、毎日いろんな話をしています。話に夢中になりすぎて2時間くらいサウナを繰り返していた、なんてことも普通にあります。サウナで気持ちよくなりながら、いろんなバックグラウンドを持つ人と意見を交換し、新しい考え方を知ることができるので、自分にとってとても大切な空間だと思っています。日本に帰国して一番恋しく感じるのは、「このアパートのサウナ」で間違いないと思います。
留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください。
真冬の夜中に友達と湖に飛び込みに行ったり、オーロラを見たりほかにもたくさんの思い出がありますが、その中でも、仲のいい友達と日向ぼっこをしたときのエピソードが一番心に残っています。フィンランドの冬は、想像していた以上に雪・曇りの日が多く、たとえ晴れたとしても日照時間はたったの6時間しかありません。なので、「太陽」のありがたみを非常に感じます。そんな貴重な晴れた日に友達を連れて自分がよく行くリラックススポットに向かいました。そこで、雪合戦をしたり、雪の上に寝そべって日光浴をして久々の太陽を楽しみました。友達は、とてもその場所を気に入ってくれたみたいで、「ほんとにYutoの友達でよかった」と帰り際に言ってくれました。いい友達と留学で出会えて「幸せだな」と心から思える一日でした。


留学生活(後半)の目標を教えてください
残りの留学生活では、限られた時間を大切に、思い切り楽しみたいです。
留学先で出会った友達と過ごしたり、ユヴァスキュラ大学で学べる時間も残り少しとなりました。私生活の面では、これまで通りたくさんの友達と交流を通して、いろんな文化に触れたいです。また、大好きなフィンランドの自然を思う存分楽しみたいと思います。
学びの面では、授業やサウナでのディスカッションにもっと積極的に参加したいです。みんなの意見を聞けて、自分の意見が発信できる貴重な機会でたくさんのヒントが転がっています。将来は、スポーツを通して環境問題を改善することをしたいと考えています。そのためにも、自分の関心のある「環境問題」だけでなくいろんな分野の知識やアイデアを吸収したいです。
最後に、留学前から目標にしていた「おもしろそう」と思ったことに迷わず、どんどんチャレンジすることも継続して、いろんな経験をしたいと思います。




これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!
私は、留学中にいろいろな場所に行って、たくさんの人に出会い、文化に触れ、毎日すごく貴重な経験ができて本当に良かったと感じています。また、自分の学びたいことを海外の大学で学べるということもそうですが、自分の将来について考えることができた良い機会にもなりました。これも留学の魅力の一つだと思います。
日本ではありえないような環境に戸惑ったり、不安を感じることもあると思いますが、どんな状況でも「楽しむ」ことを忘れずにいろんな経験をしてほしいです。
日本ではありえないような環境に戸惑ったり、不安を感じることもあると思いますが、どんな状況でも「楽しむ」ことを忘れずにいろんな経験をしてほしいです。
