【経営学部】中野ゼミが平林乳業との「コラボカフェ」を運営しました!

2023.11.30

経営学部中野ゼミ17期生4人(高橋 華音さん、谷口 彩羽さん、中邑 美奈瑠さん、吉田 美祈さん いずれも3年次)が、平林乳業株式会社(本社:京丹後市久美浜町)の協力の下、2023年10月21日(土)と22日(日)の2日間、京都駅から徒歩5分、東寺近くのレンタルスペースでカフェを運営しました。

中野ゼミでは、グループ研究として、「サプライチェーンの視点からの商品開発」に取り組んでいます。魅力的な素材を探し(素材開発)、生産に関わる人・組織と流通・加工に関わる人・組織をつないで、製品のコンセプトを考えたり、調査、試作を行い(製品開発)、販売方法やプロモーション(売り方開発)を考えたりする一連のプロセスにトライしています。今回、ゼミ生4人は、若者の牛乳離れを解決するために、自分たちで何かできないかと考えて、カフェの運営を企画しました。文献調査の結果から、若者(15~29歳)が牛乳を飲まない理由は、「給食で飲む機会がなくなった」「家に牛乳を置いていない」からであり、牛乳が嫌いなわけではないということがわかりました。そこで、飲む機会を増やすために、学生でも低コストで手軽に作れるスイーツのレシピを考案することにしました。

スイーツに使う牛乳については、京都の乳業メーカーから調達して、魅力をアピールすることを考えました。そこで、「ヒラヤミルク」のブランドで乳製品を製造・販売している平林乳業に依頼し、オンラインでのヒアリングや企業訪問を重ねて、同社の商品(ヒラヤミルク、ヒラヤコーヒー、ヒラヤリンゴ、ひらひらミルピィの4品)を提供していただけることになりました。スイーツについては、若者が好きなスイーツランキングのデータを参考にして、「ヒラヤコーヒープリン」と「オレオチーズケーキ」を開発・販売しました。

カフェ準備にあたっては、スイーツの開発で試行錯誤しながら、同時並行でレンタルスペースとの交渉、メニューやPOPの作成、Instagramの開設を行いました。運営当日は近くで他のイベントが開催されていたこともあり、約60人にご来店いただきました。

活動の成果として、来店者へのアンケートで、「カフェに来る前と来た後で、牛乳への興味をもったか」を質問したところ、8割の方に興味をもっていただきました(「牛乳に興味をもった」:52%、「どちらかと言えば興味をもった」:28%)。スイーツのレシピは、Instagramや経営学部の11月8日に実施されたゼミ活動報告大会のスライドでも共有しました。なお、来店者にヒラヤミルクの商品4品(上記)を試飲で提供したところ、「ヒラヤリンゴ」(牛乳40%使用)が一番人気でした。牛乳が苦手な方でも飲める、りんごのフルーティな味わいで隠れ人気の商品を知ってもらうことができました。

また、平林乳業から独立して牧場経営を行っている丹後ジャージー牧場の「ミルク工房そら」には直売所があり、カフェではジェラートや石窯ピザを提供しています。京都府北部の日本海沿いの町、京丹後市久美浜町へ行く機会があれば、ぜひお立ち寄りください。

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