京都産業大学経営学部の1年次生を対象とした、先輩の授業を見学するイベント「オープンゼミ」が開催されました。1年次生は各ゼミ（演習）の授業を訪れ、活動内容や雰囲気などを直接見学して、ゼミ選びの参考にしていました。「オープンゼミ」は2023年11月13日から17日まで開催され、31のゼミが参加しました。

（学生ライター 経営学部3年次 堀田 将志）

オープンゼミは、各ゼミの教室で開催されます。イベントに参加した1年次生の中には、教室の前で授業の様子をうかがっている学生もいましたが、勇気を出して参加している姿は、ほほ笑ましかったです。この小さな一歩が、今後の将来を変えるかもしれないと考えると、やはりきっかけとは尊いものだなと改めて思いました。参加者はゼミ生の発表を真剣に聞いており、その姿勢からは熱意が良く伝わりました。

オープンゼミを訪れた1年次生に参加の動機を聞くと、「興味のある授業を担当している先生だったので、実際にゼミの様子を見たいと思いました」という声や、「楽しい雰囲気が感じられました。このゼミだけではなく、他のゼミも見学してみたいです」などの感想がありました。

経営学部では、2年次という早い時期からゼミが始まります。ゼミは少人数クラスのため、教員と学生のコミュニケーションが密になるだけでなく、学生同士のディスカッションもより活発になります。さらに3年間にわたって興味のあるテーマをじっくりと掘り下げていき、高度な専門知識を修得することができます。学生生活の中でも特に貴重な学修の場となるゼミは、選択後に後悔しないためにも、慎重に比較検討をし、選考の対策も十分に行わなければなりません。そのため、オープンゼミなどのイベントで情報を集め、積極的に活用することは必要不可欠です。

ゼミ活動は、自己形成の上でも重要な要素です。そのことを念頭に置いて、周りに流されずに、意志をもって選択することが大切です。与えられた環境の中で受け身ではなく、自分の成長につなげるためにも、自ら積極的に活動をして充実した学生生活を送ってほしいです。

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