【経営学部】宮永 健太郎准教授がSDGsや持続可能な発展について論じた新書を岩波書店より出版しました

2023.05.30

2023年5月、経営学部の宮永健太郎准教授が執筆した『持続可能な発展の話——「みんなのもの」の経済学』(岩波新書)が出版されました。

著書紹介

本書は、環境問題の初学者向け概説書であり、キーワードは「持続可能な発展」「環境ガバナンス」「コモンズ」の3つです。そこでは、環境問題の総論と各論の両方が盛り込まれているほか、各論についても、ごみ問題、地球温暖化問題、生物多様性問題、水資源・環境問題というように網羅的に取り上げられています。そして本書では、<環境と経済>という視点から、環境問題にまつわる世界の動きを読み解いたり、日本が直面する課題を明らかにしたりするのに必要な知識を学ぶことができます。

宮永 健太郎准教授のコメント

本学で学ぶ、全ての学生の皆さんへ。
本書は、まさに皆さんのような学生、そして皆さんのような若者に読んでもらいたくて書いた本です。

SDGs(Sustainable Development Goals)は、今やすっかりお馴染みの言葉になりました。しかし、そのベースとなっている「持続可能な発展(Sustainable Development)」というアイデアについては、まだ広く知られているとは言えません。本書を通じて、持続可能な発展という概念の中身や概念誕生の背景について学び、SDGsの取り組みをより意味あるものにしていってほしい——それが、著者である私の願いです。

本書を読んで、もし何か分からないことや知りたいことが出てきたら、遠慮なく私のところに聞きに来てください。そして本学には私以外にも、SDGsや持続可能な発展に詳しい先生がたくさんいらっしゃいます。そんな先生方とも、これを期にぜひ交流を深めてみてください。

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