
宮永 健太郎
MIYANAGA KENTARO
経営学部 マネジメント学科 教授
- 学位
- 博士(経済学)
- 専門分野
- ソーシャル・ガバナンス論、持続可能な発展論、環境ガバナンス論ほか
研究テーマ
環境ガバナンス論、持続可能な発展論
高校生に向けた研究内容の紹介
環境問題を主に研究しています。プラスチックごみや二酸化炭素を出さずに経済活動を行い、企業を存続させ、利益を生み出す――今ある経済や経営の仕組みは、そのような姿に変えていく必要があります。そんな社会、つまり「持続可能な発展(Sustainable Development)」はどうすれば実現できるのか?それが私の関心事です。
そして中でも、環境ガバナンス論という研究領域に関心があります。現代社会は企業、政府、NPO・NGOといった諸組織から構成されていますが、それらがどう行動し、連携すれば持続可能な発展が実現できるのか?――環境ガバナンス論とは、こうした問題を扱う研究領域になります。
ゼミナール/研究室のテーマ
持続可能な発展とソーシャルガバナンス
環境問題や社会問題が深刻化する中、企業の社会的責任も変わるとともに、政府の取り組みも変化しつつあります。同時に NPO・NGOの活動も注目されています。環境問題や社会問題を引き起こすことなく、経済的にも豊かな社会を実現するために必要な各組織の連携について考えます。
ゼミ/卒業研究の紹介
テーマは「持続可能な発展とソーシャルガバナンス」。環境問題・経済問題・社会問題を統合的に解決する方法について、少人数のグループワーク形式を通じて学びます。
ゼミの基本コンセプトは、徒弟制でも自由放任制でもない「共育制」(教える側と教えられる側が共に学び共に育つ)です。
ゼミの基本ポリシーは、「個の力を鍛える」(自分の心で感じ、自分の頭で考え、自分の術(わざ・すべ)で答えを出し、自分の言葉で他者に説明できるようになる)です。
環境問題や社会問題に関心のあるみなさんのお越しをお待ちしています。
プロフィール
今から約30年前、私がみなさんと同じくらいの年齢だった頃。ここ京都で自由な一人暮らしを謳歌しながら、軽音(バンド)と旅(バイクツーリングなど)に熱中する学生生活を送っていました。その頃の思い出は一生の財産です。「学生時代を京都で過ごすと、京都の魔力に取り憑かれる」なんて言われることがありますが、私もまだ京都病(?)が治っていないようです。
そしてもう一つの財産が、大学で良き師に巡り会えたことです。その師の影響を受け、大学院に進んで研究の道を歩むこととなり、現在に至ります。
高校生へのメッセージ
あらゆるものが急速に変化する今の時代、人は常に学び続けなくてはなりません。そこでカギとなるのが、学ぶ方法を習得しているかどうかです。こういう有名な格言があります――飢えている人にとって本当に必要なのは、魚を与えられることではなく、魚の釣り方を教わることである――。与えられた魚は食べると無くなってしまいますが、魚の釣り方を知っていれば一生食べていけるからです。「学び方を学ぶ」ための場、それが大学なのです。京都産業大学経営学部で、一緒に楽しい学生生活を送りましょう!