第12期学生ファシリテータ（以下、学ファシ）は、昨年10月から活動をスタート。およそ60名の学ファシが、まずはファシリテータとしての基本的なマインド・スタンス・スキルを知るべく、グループワーク中心の研修を通して体験的に学びました。春学期は、初年次生向けキャリア形成支援教育科目「自己発見と大学生活」を主な実践の場として、1クラス2～3名のチームとなり、教員と共に受講生の主体的な学びのサポートを行いました。

「ふりかえりの集い」は、この一年間の学ファシの活動を締めくくるための最後のイベントです。共に研修を受け、そして実践を終えた仲間同士で労い合いながら、ふりかえりを行いました。
前半は学ファシ同士で「お世話になった」「この人がいたから頑張れた」と思う相手にメッセージカードで、感謝や労いの気持ち、今後のエールなどを送り合いました。
後半は学ファシ一人一人が静かに一年間を振り返り、自身が活動のなかで大事にしてきたこと、気付きや学びを整理した後、ペアになってお互いの一年間についてざっくばらんに話し合いました。
最後に、チェックアウト（締めくくりの一言）として、この一年間の経験を活かしてどうなりたいか、今後のゴールや目標をグループで一人ずつ発表し合い、第12期の活動を締めくくりました。

参加した学ファシからは「メッセージカードをたくさんもらえて嬉しかった」「1対1で話すからこそ、お互いの話をゆっくり聞くことができ、深く話し合えた」といった感想が挙がりました。
また、後半で活用したワークシートに書かれた今後のゴールや目標には、「沈黙したグループに対処できるようになりたい」「もっと相手に寄り添えるファシリテーションをする」といったファシリテーションに関わる具体的な目標から、「なんでも気軽に話せる、頼れる人になりたい」「多様な考えや価値観を理解できる人材になりたい」といった人としての成長を目指したものなどが書かれており、学ファシ一人一人がより良い自分を思い描いて取り組んだ様子がうかがえました。

第12期学ファシの活動は、終了となりますが、今年度10月からは第13期学ファシの活動がスタートします。
今後も学ファシの活動はキャンパスフラッシュや公式SNSアカウントを通して発信していきますので、第13期学ファシの活躍もぜひご覧ください。

～タイムスケジュール～

9:30 導入・チェックイン
9:45 セッション1:春学期お疲れさまパート
10:30 休憩
10:40 セッション2-1:1年間の活動を振り返ろう～個人ワーク編～
11:05 セッション2-2:1年間の活動を振り返ろう～グループワーク編～
11:50 休憩
12:00 セッション3:チェックアウト
12:30 終了

授業やイベント等でグループワークの円滑な進行をサポートする学生スタッフです。
授業内での自己紹介ゲーム（アイスブレイク）の進行や、受講生同士の話し合いのサポートなどを通じて「学生の主体的な学び」を支援します。

※ファシリテータ：グループ活動などがうまく運ぶよう支援する人のこと。