生命科学の知識を活かした社会課題の解決に向けて 「天平衣装喫茶〜昔の奈良に囲まれて、今の地球を考える〜」を実施しました

京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科では、生命科学と社会科学を融合させた「産学協働教育」に力をいれており、理系学部では珍しい企業や行政等の実社会と連携したPBL(課題解決型学習)やインターンシップに取り組んでいます。
今回、本学科の学生10人らは、平城宮跡歴史公園からの課題「コロナ禍における公園の活性化・利用促進について考える」の解決に取り組み、12月4日~5日に、平城宮跡歴史公園とのコラボイベントを企画・実施致しました。
イベントでは天平衣装をまとった学生らが接客しながら天平文化を身近に感じてもらうだけでなく、SDGs(持続可能な開発目標)の「14.海の豊かさを守ろう」に該当する生分解プラスチックコップの使用や、「12.つくる責任 つかう責任」に該当する規格外の柿を使用したオリジナルコラボメニューも販売し、SDGsについても理解を深める機会を提供しました。
また、交流スペースでは、生命科学で学んだ知識を活かし、本企画の背景やSDGsとの繋がりを伝えてお客さん達と一緒にSDGsと地球の未来について考えるコーナーも設置しました。

当日は、大勢のお客様が来訪し、オリジナルコラボメニューである規格外品の柿を使用したレアチーズタルト・プリンは、午後の早い時間に完売となりました。また、SDGsと地球の未来について考えるコーナーでは、「10年後の未来がどうあって欲しいか」について来場者に葉っぱの形のメッセージカードに書いてもらい、2日間で90名近くの方からメッセージを頂くことが出来ました。そのほか、お客様から多くの質問が寄せられたほか、子供達の笑顔を見ることが出来ました。また今回の企画に協力くださった平城宮跡歴史公園の方々からも「学生の皆様が笑顔で頑張っている姿をみることができ本当に嬉しく思いました。」という声も聞かれました。

生命科学PBL(課題解決型学習)とは?

生命科学PBL(Project Based Lerning:課題解決型学習)は、企業や地域団体、地方公共団体などが抱えている課題の解決策を学生自らの力で立案し、実行する授業科目です。
2年次に開講される生命科学PBL1では、さまざまな演習を通じて、チームで協働する力や、企画を立案する力を学びます。
3年次に開講されるPBL2では、企業などから提案される課題の解決策を立案して実行します。
チームで協働しながら社会のリアルな課題にあたることで、調整力や実践力を養います。
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