生命科学部 産業生命科学科の課題解決型授業(生命科学PBL2)の学生が平城宮跡歴史公園とのコラボイベントを実施します!

生命科学の知識を活かした社会課題の解決に向けて
「天平衣装喫茶〜昔の奈良に囲まれて、今の地球を考える〜」

京都産業大学生命科学部 産業生命科学科では、産学協働教育に力をいれています。企業やNPO、地方自治体などと連携をしながら、社会で実際の課題解決にあたることが成長につながると考えているからです。今年度の生命科学PBL2では、26名の学生が3つのチームに別れて課題解決に取り組みました。
そのうち、平城宮跡歴史公園様からいただいた「コロナ禍における公園の活性化・利用促進について考える」という課題に取り組んだ学生らは、平城宮跡歴史公園の魅力として、「天平衣装の美しさ」、生命科学の要素が含まれ社会的に関心も高い「SDGsへの取組」といった魅力を見いだし、これらの魅力を入り口として、より多くの人々に平城宮跡歴史公園に関心をもってもらいたいとの考えから、このイベントを企画しました。
天平衣装を着た学生らとの交流や、当時荷札などとして使われていた木簡に万葉仮名で書かれたメニュー表などを通じて天平文化に触れて貰うだけでなく、地産地消や規格外品の果物を使ったメニューの考案、生分解プラスチックコップの使用など、SDGsについても深く知ってもらう機会を提供します。ぜひお越し下さい。

イベント概要

日時 2021年12月4日(土)、5日(日)
場所 平城宮跡歴史公園 天平うまし館 IRACA  COFFEE

内容

  1. 天平うまし館 IRACA COFFEにて
    奈良時代の服装である天平衣装を着た学生が、接客しつつ、天平文様や万葉自然について伝えるほか、SDGsに配慮したオリジナルコラボメニューを提供します
  2. 天平うまし館 交流スペースにて
    本企画の背景やSDGsとの繋がりを伝えるための解説コーナーを設置します。また、お客さん達に、10年後の未来がどうあって欲しいか、葉っぱの形のメッセージカードに書いてもらい、そのメッセージで大きな木を作り上げるコーナーを設けます

メニュー

規格外の柿を使ったデザート
柿のプリンと柿のレアチーズタルト

柿のプリン
柿のレアチーズタルト
国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、目標12「つくる責任 つかう責任」を掲げています。この目標達成にむけ、食料の廃棄だけでなく収穫後に捨てられてしまうことで生まれる食料の損失の減少も求められています。現在も、まだ食べられるはずの野菜や果物が、規格外品として、市場に出回ることなく、場合によっては廃棄されています。こうした現実を知り、多少形が悪くても、傷が付いていても食品として活用していく未来につなげたいという思いで規格外の柿を使ったデザートを企画しました。

生命科学PBL(課題解決型学習)とは?

生命科学PBL(Project Based Lerning:課題解決型学習)は、企業や地域団体、地方公共団体などが抱えている課題の解決策を学生自らの力で立案し、実行する授業科目です。2年次に開講される生命科学PBL1では、さまざまな演習を通じて、チームで協働する力や、企画を立案する力を学びます。3年次に開講されるPBL2では、企業などから提案される課題の解決策を立案して実行します。チームで協働しながら社会のリアルな課題にあたることで、調整力や実践力を養います。
PAGE TOP