京都府警察本部交通部第3回大学ゼミ対抗プロジェクト
「ポリス&カレッジ in KYOTO 2020」
法学部高嶌ゼミチームが最優秀賞を獲得

2021.03.19

2月5日に、第3回大学ゼミ対抗プロジェクト「ポリス&カレッジ in KYOTO 2020」が、コロナ禍の影響を受けて、オンラインで開催されました。
一般社団法人京都府トラック協会、京都府警察本部交通部交通企画課主催の「ポリス&カレッジ」は、学生の街「京都」の知の拠点である大学と連携し、大学ゼミで研究テーマに沿った様々な研究・分析・企画立案を行っていただくとともに、コンペ形式の発表会を開催して実効性の高いアイデアを募り、京都府警の施策として実施を検討するものです。本年度のテーマは「信号機のない横断歩道における歩行者優先対策」についてでした。
オンライン上で提言を行う髙嶌ゼミ生
本年度は5大学6ゼミの参加がありました。京都産業大学法学部からは高嶌ゼミ、浦中ゼミが参加しました。各大学のゼミからは様々な研究成果、政策提言がなされ、その中から法学部の高嶌ゼミチームが最優秀賞に選出されました。高嶌ゼミの研究・提言内容は、トリックアートを利用して、横断歩道前で、自動車運転者に注意を促し、減速させること提案し、その独創性と政策実現の可能性が高く評価され、最優秀賞の受賞となりました。
表彰状を受け取るプロジェクトリーダー池尻さん
その後、3月18日に京都府警察本部の方々が大学へお越し頂き、教室内で表彰式を行いました。表彰式に参加した髙嶌ゼミの学生たちは表彰状と景品を受け取り、誇らしい表情をしていました。今回学生より提案された研究・提言内容が近い将来、実際に京都府下で実現される日が来るかも知れません。

髙嶌ゼミ学生のコメント

プロジェクトリーダー 池尻 結衣さん

写真左から3人目

今年のポリス&カレッジは感染症の影響により、例年より遅い開催となりました。そのため秋学期終了後に発表が延期し、ゼミ以外の時間での準備が必要不可欠でした。また、準備もオンライン化を余儀なくされ、思うように進まないことも多々ありました。しかし、そうした例年とは違う条件の中でも、試行錯誤をしながら議論や検討を進め、なんとか自分たちの納得のいく発表ができたように思います。加えて、最優秀賞を頂けたということは、この上ない喜びです。このような結果を残せたのは昨年の経験がない中、積極的に検討に参加してくれた2年生の存在が大きく、感謝の気持ちで一杯です。
最後になりましたが、今回の発表に携って下さったゼミの皆さん、当日ご参加頂いた大学の皆様、そして京都府警の皆様、大変有意義な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。今回の経験を、今後の活動に是非生かしていきたいと考えています。

 

サブリーダー 山下 康平さん

写真左から2人目
私は、ポリス&カレッジに初出場だったのですが、最優秀賞を頂けてとても嬉しく思います。私は副リーダーとして活動しましたが、正直色々としんどかったです。けれど、リーダーを筆頭に最後までやりきれて本当に良かったです。この3ヶ月間で貴重な経験をし、自分自身の成長を感じました。
今年はオンラインと対面授業のミックスだったため、中々検討がスムーズに行かず、一部の人だけが頑張るという構造が出来てしまいました。そこは大きな反省点です。なので来年度は皆で仲良く出来たらなと思います。来年度も2連覇目指して頑張ります!

ゼミ担当教員 高嶌 英弘 教授のコメント

ポリス&カレッジとは、京都府警が多数の大学のゼミと連携して行うプレゼンテーション大会です。毎年、京都府警から重要な社会問題が提示されるとともに、各大学のゼミがその解決に向けて研究テーマに沿った企画立案を行い、その成果をプレゼンテーションして京都府警に提案するという企画です。高嶌ゼミは昨年度からこれに参加し、今年度はゼミの皆さんの頑張りで、みごとに最優秀賞を取得することができました。この大会の特徴は、専門分野の垣根を越え、理学、工学、社会科学、人文科学など、様々な専門分野を研究するゼミが一堂に会して切磋琢磨する点にあります。このように、本企画は1つの問題を様々な視点から考える貴重な機会であり、このような機会を学生の皆さんに与えていただいた京都府警の皆様に、心より感謝申し上げます。
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