経済学部 菅原ゼミ フィールドワーク活動報告(2)

2021.10.08

経済学部菅原ゼミは、昨年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の観光まちづくりデザインに取り組んでいます。

その一環として、9月25日に、本来は現地に赴いて地元の方々へのインタビュー調査を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が発出されたため、zoomによるWeb会議で実施することにしました。学生以外のゲストとして、地域会議メンバーだけでなく、地元飲食店経営者、建築家、農家、宮津市役所職員、まちづくりアドバイザーの方々にもご参加いただきました。当日は、学生から構想中のまちづくり企画についてイメージボードを使ったプレゼンを行い、それを基にして学生とゲストの間で質疑応答がなされました。ゲストからは、地元の人間では思いつかない発想について評価いただいた一方で、もっと大胆に若者目線で考えてほしいといった要望もいただきました。

学生たちは、議論の中で得た指摘やアイデアを踏まえ、「京都から発信する政策研究交流大会」への投稿論文の執筆に取り組みます。

参加学生の声(抜粋)

  • 当初のA班のイメージでは宮津市以外での販売を考えていたのですが、地域会議の方々の意見にあったようなケーブルカーの駅付近の空き店舗や海が望める溝尻地区での販売という案をいただいたので、広域だけでなく宮津市内での販売も並行して考えなければいけないと思いました。移動販売を提案する上で府中地域の知名度の向上という目的があるので、購入していただいたお客さんに府中地域の紹介パンフレットや市内で使える割引券のようなものを一緒に渡せば、府中地域の集客に繋がるのではとZoom中に考えたりもしてました。皆様の意見を聞き、まだまだ改善すべき点が見つかったので、有意義な会議だったと個人的に思いました。
  • 他にはないものを販売しないと人はそう簡単に来てくれない 自分たちは実際にこのような商品があれば行きたいと思えるか?と聞かれ、確かによっぽど魅力的な商品でないと、交通費をかけて時間をかけて宮津まで行くという考えにはならないなと思った。移動販売車で中心地に行きそこで販売が成功したとしても、そのお客さんたちに「宮津に行きたい」と思わせなければいけないし、そこが私たちの移動販売車という案において一番の問題点だとわかった。もっと柔軟に考えて広い視野で見て考えを深めていきたい。
  • 今日のweb会議でB班の提案に対しゲストの方が足湯でもいいかもしれないと新たな意見を提案して下さった。確かに足湯だったらもっと気軽に立ち寄ってもらえるかもしれないと思ったし、軽食も足湯の方が食べやすいのかなと感じた。また、家族のみんなやカップルで一緒に入る事ができるためすごくいい案だなと思った。地域の方々の意見を取り入れつつ、これからより良い案になるようにまた考え直していきたいと思った。
  • 今日のお話の中で、「人」というキーワードがとても印象に残りました。B班は地元の人との繋がりも大事にしたいと考えており、そこでコメントにあったのが「地元の人と作り上げていくことがビジネスとして成り立っていくのではないか」とおっしゃっていて、確かにそうだなと思いました。今日の地元の方との会議があったからこそ、足湯という新しい意見をいただくことができました。新しい意見を通して自分達でより良いものにブラッシュアップして行けるように頑張りたいと思います。
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