経済学部 菅原ゼミ フィールドワーク活動報告(1)

2021.07.21

経済学部菅原ゼミは、昨年度より宮津市の「府中をよくする地域会議」と連携し、宮津市府中地域の観光まちづくりデザインに取り組んでいます。

その一環として、7月10日に府中地域を訪れました。まず、天橋立ワイナリーにて、ワイナリーの事業内容や地元農業との連携、今後の事業展開における課題などについてお話を伺いました。次に、府立丹後郷土資料館では、府中地域をはじめ宮津市の歴史・風土などについて解説いただき、歴史遺産の観光資源として活用方法について意見交換しました。その後、地域会議のメンバーの方々に、農村地区と漁村地区を引率してもらいながら、現地の課題と当ゼミに期待することなどをお話いただきました。実際に見せていただいた空き家や休耕田の活用法などについて意見交換しました。

学生たちは、これらの知見を踏まえ、「京都から発信する政策研究交流大会」での政策提言のアイデアを固めるとともに、次回の活動内容の構想を考えていきます。

参加学生の声(抜粋)

  • 前から興味のあった舟屋に、普段は見られない所まで連れて行ってもらい、とても素晴らしい体験をすることが出来ました。少し歩いただけで空き家が沢山あり、空き家問題が深刻化していることも実感しました。宮津市の町おこしに少しでも参画できるよう、頑張っていきたいと思います。
  • 府中地域が抱える過疎問題や空き家に関することなど、日々私たちが大学で調べていたことを実際に見ることができて、いい経験になりました。また、古くからの歴史や、農地や海の大自然など、私の街にはない素晴らしい魅力も目の当たりにできました。
  • 今回のフィールドワークを通して、現地の人でも知らない場所や魅力がとてもよくわかりました。また、府中地域の歴史をはじめ、現在の課題や取り組み、風土にどういった特徴があるのか、農業では何を栽培されているのかなど、とてもよくわかりました。今回教えていただいたことを基に、府中地域をより良くしていけるような提案ができるように、努力していきます。
  • コロナ禍でオンライン授業が続いていますが、リアルタイムで、対面でフィールドワークをする意義を感じることもできました。Google Mapで見た府中地域は衰退が感じられて、定住や新しい取り組みをするには、漠然としたものしか浮かびませんでした。 しかし今回のフィールドワークを通して、天橋立のワイナリーの絞りカスの再利用が持続可能な開発において課題であることが分かりました。わたしは、ぶどうの絞りカスをバイオマス発電に使えたらいいなと思いました。現実的ではないかもしれませんが、地産をモットーにされているワイナリーだからこそエネルギーもブドウから産出できれば差別化を図ることもできますし、話題にもなると思いました。
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