「プレップセミナー・インタークラス・ディベート大会(※二本柳杯2019)」が開催されました!

2019.07.10

7月10日、12号館とサギタリウス館の各教室において、「プレップセミナー・インタークラス・ディベート大会(※二本柳杯2019)」が開催されました。法学部のプレップセミナー(1回生春学期配当の導入科目)の12クラスの代表チームがディベーターとして出場し、その他の学生がジャッジとして参加しました。この大会は、プレップセミナーの各クラスに配属され、日頃から1回生の学びをサポートしているスチューデント・アシスタント(※SA)たちによって運営・進行されました。

二本柳杯で優勝する為には予選と決勝の合計2戦で勝利しなければいけません。予選では「日本において石油火力発電所は廃止するべきか」を、決勝では「独身の女性が人工授精を利用することを日本産科婦人科学会は認めるべきか」をテーマに、参加クラスの代表チームが肯定側・否定側に分かれて熱い討論が繰り広げられました。

この大会に向けて、授業の中では実際にディベートを体験しながら練習に励んでおり、本大会ではその成果が披露されました。表彰式では、優勝した草鹿 晋一教授クラスと渡邉 泰彦 教授・水曜クラスチーム、そして神澤 真佑佳 講師・月曜クラスチームに対して優勝杯と表彰状が授与され、出場チームの健闘を称えあいました。講評と表彰のプレゼンターはプレップセミナー担当教員で行い、今後の学習に意欲的に取り組むことへの期待と、1回生に向けた激励のコメントがあり、盛況のうちにイベントは終了しました。

クラス代表のディベーター
大会の運営を担いSAの「S」のポーズをとるSAさんたち
担当教員からの講評の様子
優勝した神澤先生月曜クラス
優勝した草鹿先生クラス
優勝した渡邉先生水曜クラス

高嶌英弘教授からの講評

  • 立論の際にはルール・枠組みを守ることで、主張の内容がはっきりするし、聞くほうも聞き取りやすくなる。
  • 決勝の論題について、現実社会では「生まれてくる子供の福祉」の観点から議論をされていることが多い。実はいろ んな要素が絡んでいる難しい論題だったと思うが、そうした問題の性質を踏まえた上で、明確な論旨を組み立てることが大切である。

草鹿晋一教授からの講評

  • 具体的なデータに基づく立論や、相手の主張に対してしっかりと反論ができたという点が、勝利チームの高評価につながったのだと思う。
  • こうした点は、法学部での学修や社会の中で自分の意見や考えを伝えていく場合でも、とても重要な視点である。

ディベーターとして参加した1回生からの感想

  • 自分とは違う観点からの意見に対しての対応力を身につけたいと思った。
  • たくさんの情報を集めたので勝てるだろうと思っていたけど、相手のクラスは全員で情報を集めていたのでとても強かった。今回のディベートで上には上がいるということを痛感したので、良い経験になった。

ジャッジとして参加した1回生からの感想

  • 他のクラスの人たちのディベートの様子も見ることができて、とても良い経験になった。立論の中に憲法の条文を入れ たりして説得力があってすごいと思った。
  • 決勝では両チームともはっきりと主張をしていて、聞きやすくわかりやすかった。3分の持ち時間もきっちりと使っていてとても内容が濃かったし、聞き入ってしまった。
  • どちらのチームも、事前によく調べてきているのがよくわかるディベートだった。だからこそお互いとても手強そうであったし、とてもやりがいがあったのではないかと思う。
  • 他のクラスの人たちのディベートの様子も見ることができて、とても良い経験になった。立論の中に憲法の条文を入れ たりして説得力があってすごいと思った。
  • 決勝では両チームともはっきりと主張をしていて、聞きやすくわかりやすかった。3分の持ち時間もきっちりと使っていてとても内容が濃かったし、聞き入ってしまった。
  • どちらのチームも、事前によく調べてきているのがよくわかるディベートだった。だからこそお互いとても手強そうであったし、とてもやりがいがあったのではないかと思う。

※スチューデント・アシスタント(SA)

SAとは、昨年度の秋学期に「法教育演習I」を履修し、ディベートや小論文についてより高度なトレーニングを受けるとともに、新入生たちの学習を支援できるようファシリテーションについても学んだ学生たちです。プレップセミナーの各クラスに配属されたSAたちは、グループワークの支援をしたり、先輩学生として新入生たちからの疑問に答えるなど、1回生の学びを日頃からサポートしています。

※「二本柳杯」

プレップセミナーのインタークラス・ディベート大会は、2014年度春学期に第1回が開かれました。第1回大会にて勝利した二本柳 高信先生クラスの栄誉を称え、第2回大会から「二本柳杯」と銘打って開催されることになりました。第4回からは、各曜日に開催される「曜日杯」も同時期に開催されるようになりました。
PAGE TOP