「働きやすい職場づくり」で「人づくり」法学部 高畠ゼミが企業にインタビュー

2017.11.29

法学部 高畠ゼミの学生は、働きやすい職場づくりの方法を模索するため、(株)ミラノ工務店(京都市中京区)でインタビューを行いました。

(株)ミラノ工務店は、男性の育休取得者がいるなど、次世代育成支援対策推進法の基準をクリアした企業に与えられる「くるみん認定」を2010年に受け、さらに2017年には若者の採用・育成に積極的な企業に与えられる「ユースエール認定」を京都府の土木建築業界で初めて受けており、まさに「働きやすい職場づくり」に先進的な企業として知られています。

学生のインタビューでは、小﨑専務や川嶋部長から各認定を受けるに至った経緯や目的、また若手社員の方々からは実際に同社で働いて感じていることを伺い次のような声を聴くことが出来ました。

  • これらの認定は「認定取得」を目的として取り組んだのではなく、優秀な人材を確保するために数年前から取り組んできたことの積み重ねが結果に繋がったと思う。
  • 入社前に想像していたよりも休みが多く、それがリフレッシュに非常に役立っている。
  • 就職活動の時には、これらの認定を受けていることは企業選択の一つの目安にはなった。しかし、それ以上に、インターンシップや採用過程での現場見学の際に、職場の様子を直に見ることが出来たのが「ここで働きたい!」という想いに繋がった。
  • 認定制度は企業の魅力を社外に伝える手段の一つにはなるが、制度自体への認知度が非常に低いという課題がある。

今回のインタビューでは、制度について勉強するだけでは得られない現場の企業努力や、そこで働く人たちの「働き甲斐」に触れることが出来ました。「働きやすい職場づくり」というテーマは今の社会で注目されつつありますが、まだまだ課題も多く残っています。今回のインタビューで得られた知見をもとに、これらの課題に対して具体的な解決策を提案すべく、さらにゼミでの議論を深めていく予定です。

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