法学研究科博士号取得者の李 庸吉氏、韓国の医療仲裁院院長賞を受賞

2016.06.06

本学において博士号を取得された李 庸吉氏が韓国の医療仲裁院院長賞を4月11日に受賞されました。
李 庸吉氏は、医事法を通じて日韓の懸け橋になることを目標に研究を進められてきましたが、その集大成として日韓の比較医事法をまとめた論文によって2013年に本学において博士号を取得されました。2016年1月には博士論文をもとに『医療紛争の法的分析と解決システム−韓国法からの示唆−』を出版され、日本における韓国医事法の第1人者と目されています。特に、医療仲裁院の医師や裁判官・弁護士等の法曹関係者と密接に交流し、丹念な調査を基にした医療仲裁院や司法制度の紹介をすることによって、日本の医事法学界のみならず、韓国側の厚い信頼を得ています。
今回の受賞は、国の政策等に対し貢献度が大きかった人へ国による年に1度の表彰であり、韓国外から選ばれたのは李氏のみでした。医療紛争調停制度の安定的な定着に寄与した功績が称えられ、韓国医療紛争調停仲裁院創立4周年を迎えるにあたって表彰されたものです。
向かって左端が李 庸吉氏
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