令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

総合生命科学部(現・生命科学部)は過去4年間(2015〜2018年度)にわたり、重点テーマを準備学習(事前事後学習)をうながす授業形態の工夫や導入としてきた。その結果「1回の授業あたりの準備学習の平均時間数」が1時間半を超える学生数の割合(学習成果実感調査の設問3での回答数とその全体に対する割合をもとに計算した)が2015年度春学期においては、1年生11.9%、2年生11.7%、3年生10.9%、4年生1.7%であったのに対して、2018年度春学期においては、1年生16.6%、2年生25.6%、3年生19.3%、4年生26.4%と、全学年での数値上昇が見られた。今回2019年度春学期の学習成果実感調査では、学年別の結果分析にまでは至っていないが、「1回の授業あたりの準備学習の平均時間数」が1時間半を超える学生数の割合の学部平均値が、全回答を母集団とした場合、および出席率80%以上の学生による回答を母集団とした場合のいずれにおいても36%となり、学部全体として前年度を上回ることが明らかとなった(上述の2015、2018年度の数値を単純に学部全体の数値に変換すると、それぞれ9.1%、22.0%となる)。講義科目、演習科目、実習科目、そして研究室単位で行われる特別研究科目のすべてにわたり、事前事後学習の充実をねらいとした取り組みを組織的および教員個々の創意工夫により開発実践してきた。その流れが生命科学部の初年次教育科目の運営の中でも生かされているのではないかと現時点では総括している。実際に全学年でのレベルアップが見られたのか、実学習時間数の増減はどうか(1時間半以上学ぶ学生の割合は増えているが、学習時間数は増えていないのではないかといった仮説・問いへの検証)、といった詳細な分析は今後行いたい。

2.「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

  1. 公開授業:
    「フレッシャーズセミナー(産業生命科学科)」
    川上雅弘 准教授、木村成介 教授、佐藤賢一 教授、三瓶由紀 准教授、染谷梓 准教授、寺地徹 教授、西田貴明 准教授、野村哲郎 教授、浜千尋 教授、前田秋彦 教授 令和元年7月17日(水)2時限 15102 参加教員数11名
  2. ワークショップ:令和元年7月17日(水)

ワークショップでの意見交換内容

PAGE TOP