【生命科学部】生命科学セミナーを開催します!(10月16日)※学内限定 オンラインセミナー
2024.10.03
2024年10月16日に学内限定の生命科学セミナーを開催いたします。
最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。
お時間のある方はぜひご参加ください。
Teamsでのオンラインセミナーになりますので、チームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。
千葉 志信 教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科
万能でない翻訳装置とそれが生み出す生理機能
15:00~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:津下

生物は、数千から数万種類の多様なタンパク質を細胞内で合成し、それらの助けを借りて生命活動を営む。そのため、翻訳装置リボソームは、あらゆるアミノ酸配列を含むタンパク質を合成できるはずであると信じられてきた。ところが、最近になり、「翻訳できない配列」を含むタンパク質が見つかり、この生命科学の前提が覆された。本講演では、翻訳できない配列を含むタンパク質が生み出すユニークな生理機能について示し、万能でないリボソームとともに生きる我々生物の柔軟性について考察する。
津下 英明 教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科
アンフォールディングと共役したタンパク質膜透過を行うナノシリンジ:二成分毒素の構造基盤
15:45~(講演30分 質疑応答15分程度)司会: 千葉

二成分毒素は細胞内で働くタンパク質毒素とそれを細胞内に輸送するタンパク質膜透過装置からなる。食中毒の原因菌ウェルシュ菌がつくりだすイオタ毒素やディフィシル菌がつくるCDTも二成分毒素である。二成分毒素とは,毒素本体(A成分)を細胞内へ送り込むために,細胞膜を透過する装置(B成分)と共進化したタンパク質毒素である。タンパク質膜透過装置の構造と機能について概説する。この他、タンパク質毒素に関連する話題についてお話しする。タンパク質膜透過、膜孔タンパク質、細菌毒素の細胞内侵入機構、ADPリボシル化、スクミリンゴガイ、自然免疫と膜孔タンパク質など。
日時 | 2024年10月16日(水)開催(学内限定) |
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場所 | Teamsによるオンラインセミナー(チームコード:lfjxegp) |
開場 | 14:45~(チームコードを利用して入室してください) |
開演 | 15:00~16:30 |
次回は11月頃の予定です(詳細はPOSTおよびWebサイトで案内します)。
世話人・木村 成介教授 (産業生命科学科)・高橋 純一准教授(先端生命科学科)
世話人・木村 成介教授 (産業生命科学科)・高橋 純一准教授(先端生命科学科)