【生命科学部】生命科学セミナーを開催します!(11月22日)

2023年11月22日に学内限定の生命科学セミナーを開催いたします。

最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。
お時間のある方はぜひご参加ください。
15102教室(対面)とTeamsによるハイブリッドセミナーになります。
Teamsで参加する場合はチームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。

染谷 梓 准教授
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科

ハクビシンにおける人獣共通感染症
15:30~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:髙桑

近年、環境や人の生活の変化に影響を受け、野生動物が人の生活圏へ侵入することが問題となっている。ジャコウネコ科のハクビシン(右図)は、そのような野生動物のひとつで、近年生息数が増加しており、家屋などに入り込み、糞尿汚染をはじめとしたさまざまな問題を引き起こしている。ハクビシンを介した人獣共通感染症が危惧されるが、ハクビシンが保有する病原体については不明な点が多い。そこで私たちは、京都市で捕獲されたハクビシンから血液やノミ・マダニ等の外部寄生虫を採取し、節足動物媒介性の各種病原体について調査している。その結果、ハクビシンが人獣共通感染症の原因菌を保有することが明らかになりつつある。
今回のセミナーでは、その一例としてハクビシンの血液から分離されたBartonellaについて紹介したい。

高桑 弘樹 教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科

高病原性鳥インフルエンザの現状
16:15~(講演30分 質疑応答15分程度)司会: 染谷

1996年に中国南部の広東省で発生したH5亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスは、その後20年以上にわたり、世界中に広がり、各国の家禽産業に大きな被害をもたらし続けている。多くの国々がウイルスの封じ込めに苦戦し、感染が拡大し続けている。また、日本国内では2004年に初めて発生して以降、数年ごとに高病原性鳥インフルエンザが発生していたが、2020年以降は3年連続で発生し、昨シーズンは過去最多の鶏が殺処分された。現在もH5亜型高病原性鳥インフルエンザは世界中で広がり続けており、今シーズンも、既に国内にウイルスが侵入しており、北海道および宮崎県において、野鳥での発生が確認されている。また、最近、野生哺乳類への感染も確認されており、鳥インフルエンザ哺乳類への適応する可能性についても紹介したい。
日時 2023年11月22日(水)開催(学内限定)
場所 15102教室(対面)とTeamsによるハイブリッドセミナー(チームコード:lfjxegp)
開場 15:00~(Teamsの場合はチームコードを利用して入室してください)
開演 15:30~17:00前回とは時間が30分違っているので、お気をつけください。)

※録画したものを公開しますので見逃した方や参加できない方はご覧ください。(期間限定ですのでお早めに)

次回は12月13日の予定です(詳細はPOSTおよびWebサイトで案内します)。
演者(予定):佐藤 賢一教授(産業生命科学科)、棚橋 靖行准教授 (先端生命科学科)

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