生命科学部 生命科学セミナーを開催します!(10月12日)

10月12日に学内限定の生命科学セミナーを開催いたします。

最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。
お時間のある方はぜひご参加ください。
Teamsでのオンラインセミナーになりますので、チームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。

潮田 亮 准教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科

タンパク質の一生、その舞台
15:00~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:遠藤

図. 小胞体局在タンパク質の免疫染色(赤) 小胞体は核を取り巻く膜系オルガネラ
私たちはおよそ30兆個もの細胞で構成され、約10万種類のタンパク質が躍動し、生命現象を司る“主役”として活躍しています。材料だけ見ればアミノ酸の鎖に過ぎないタンパク質が、細胞の中でどのように産まれ(合成)、どのように成熟し、そしてどのように死んでいくのか(分解)、タンパク質は巧妙なタンパク質品質管理の下で、多彩な一生を過ごします。正しい一生を送れなかったタンパク質は、毒性を発揮することもあり、タンパク質品質管理が正常に機能することは細胞にとって重要です。タンパク質品質管理が正しく機能するには、タンパク質の一生を取り巻く細胞内環境が正常に維持されるかが大切で、その恒常性破綻は様々な疾患や老化に関与します。タンパク質成熟の場とされる小胞体で、どのようにその環境が正常に維持されるのか、その恒常性維持機構について紹介します。

遠藤 斗志也 教授
京都産業大学 生命科学部 先端生命科学科

細胞がミトコンドリアをつくるしくみ #2
15:45~(講演30分 質疑応答15分程度)司会: 潮田

真核細胞に必須のオルガネラ,ミトコンドリアの正常機能を維持するためには、常にミトコンドリアを作り出し、不良ミトコンドリアを除去する必要がある。細胞はミトコンドリアをどうやって作り出すのだろうか。ミトコンドリアはゼロからは作りだせないので、細胞はミトコンドリアを構成する1000種以上のタンパク質と数百種類の脂質を、外部から既存ミトコンドリアに配送することでミトコンドリアを拡大し、増やす。ここでは前回に引き続き、ミトコンドリアにタンパク質と脂質を配送する仕組みに関する知見を、進化的観点も含めて紹介する。
日時 10月12日(水)開催(学内限定)
場所 Teamsによるオンラインセミナー(チームコード:lfjxegp)
開場 14:30~(チームコードを利用して入室してください)
開演 15:00~16:30
次回は11月30日(詳細はPOSTおよびホームページで案内します)の予定です。
演者:加藤 啓子(先端生命科学科)、金子 貴一(先端生命科学科)先生
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