生命科学部 生命科学セミナーを開催します!(7月28日)

7月28日に学内限定の生命科学セミナーを開催いたします。

最先端の生命科学の話題を生命科学部の教員に紹介していただきます。
お時間のある方はぜひご参加ください。
Teamsでのオンラインセミナーになりますので、チームコード(lfjxegp)を利用して入室してください。

木村 成介 教授
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 (総合生命科学部 生命資源環境学科)

遺伝子と文献から探るミズナとミブナの歴史
15:00~(講演30分 質疑応答15分程度)司会:佐藤

ミブナは京都の壬生地域発祥の京野菜です。ミブナは同じ京野菜であるミズナと同一の種ですが、ミズナの葉は切れ込みのあるギザギザな形、ミブナの葉は単純な丸いヘラ型をしています。ミブナがミズナの栽培過程で誕生したことは知られていましたが、1787年の古文書『拾遺都名所図会』に描かれた‘壬生菜’とされる作物には、現在のミズナのような切れ込みのある葉が描かれています。この‘壬生菜’のギザギザな形が、いつ、どのようにして現在のミブナに見られるヘラ型になったのかは不明でした。本セミナーでは、遺伝的解析と古文書解析の組み合わせにより、伝統野菜のミブナがミズナから分岐して誕生した過程を明らかにした結果について紹介します。

佐藤 賢一 教授
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科(総合生命科学部 生命システム学科)

ツメガエル卵の成熟と受精、老化と細胞死のメカニズム 
〜 D'où Venons Nous Que Sommes Nous Où Allons Nous 〜
15:45~ (講演30分 質疑応答15分程度) 司会:木村

無尾目両生類アフリカツメガエル(Xenopus laevis)は、発生生物学など様々な生命科学分野で研究に用いられているモデル生物である。本セミナーでは、アフリカツメガエルの卵細胞が関わる4つの生命現象とその分子機構について解説する。1)受精(図d):原がん遺伝子産物Src(サーク)と卵細胞膜貫通型タンパク質UPIII(ウロプラキン3)の連携機構、そのゲノム編集カエルによる検証、2)老化とアポトーシス(図b):膜NADPHオキシダーゼによる活性酸素生成をともなう卵細胞のエイジングと死、その薬剤による抑制、3)オーヴァーアクチベーション(図c):細胞内ATPおよびタンパク質の劇的な減少をともなう卵細胞の突然死、その発生機構、4)排卵と成熟(写真d):雌成体の卵巣に蓄えられた未成熟卵母細胞がステロイドホルモン依存的に実行する排卵および成熟の試験管内再構成(図a) 
日時 7月28日(水)開催(学内限定)
場所 Teamsによるオンラインセミナー(チームコード:lfjxegp)
開場 14:30~(チームコードを利用して入室してください)
開演 15:00~16:30

(録画したものを公開しますので見逃した方や参加できない方はご覧ください(期間限定ですのでお早めに)。 
次回は2021年9月(詳細未定)です。演者:瀬尾美鈴(先端生命科学科)、染谷梓(産業生命科学科)先生
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