TEXでのフランス語特殊文字の書き方

TEXでフランス語特殊文字を出すには、以下の2通りの方法があります。

特殊文字をコマンドを用いて表す。

TEXでは、フランス語特殊文字は以下のコマンドで出すことができます。


TEX上でのフランス語表記方法一覧


表を見ると分かるとおり、母音字にアクセント記号等を付けるには、accent aiguなら\'、accent graveなら\`、accent circonflexeなら\^、tremaなら\"というコマンドを付けます(\は、勿論、本当はバックスラッシュです)。


また、大文字にするためには、\'E、\`A、\c{C}、\OEのようにします。
しかし、iにaccent circonflexeやtremaを付けるのに、そのまま\^や\"を付けると、iのドットの上にこれらの記号が載ってしまいます。


TEX上でのフランス語表記方法一覧


これを避けるためには、ドットの無いiを表す\iに、\^や\"を付けます。


TEX上でのフランス語表記方法一覧

コードを指定して、特殊文字をそのまま入力する

特殊文字が出てくるごとにコマンドを使うのはめんどくさいし、一目見て何と書いてあるか分かりにくくて嫌だという人は、LaTeX2eの場合には、特殊文字を直接入力するだけで、ちゃんと印字できます。
これをするためには、プレアンブルで、『\usepackage[コード]{inputenc}』と書いてコードを指定します。


欧文特殊文字のコードはプラットフォームによって違うので、例えば、UNIXやWindowsの場合には『\usepackage[latin1]{inputenc}』と、Macintoshの場合には『\usepackage[applemac]{inputenc}』とします。

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