産学協働教育科目群(インターンシップ系/むすびわざコーオププログラム)

むすびわざコーオププログラムとは

企業等で社員と一緒に働く15週間の長期有給インターンシップを核に、専門教育とキャリア形成支援教育を融合させた、コーオプ教育プログラムです。本プログラムは、世界標準をモデルにしたプログラムであり、学部の専門性を生かしつつ、受講生の個性を大切にしながら、社会・組織への適応力を実践的に身につけていきます。

むすびわざコーオププログラム概要

  • 2017~2019年度履修者:2年間(2年次~3年次)一貫型のプログラム
  • 2014~2016年度履修者:3年間(2年次~4年次)一貫型のプログラム

2年間(2年次~3年次)一貫型のプログラム ※2017年度以降履修者

対象:経済学部・経営学部・法学部
単位:30単位

年次 区分 共通教育科目 専門教育科目
2年次 春学期 むすびわざコーオプセミナー1
(4単位)
 
秋学期 むすびわざコーオプセミナー2
(4単位)
インターンシップ事前研究
(2単位)
3年次 春学期 むすびわざコーオプセミナー3
(2単位)
長期有給インターンシップ 国内/海外
(12単位)
秋学期 むすびわざコーオプセミナー4
(4単位)
インターンシップ事後研究
(2単位)

3年間(2年次~4年次)一貫型のプログラム ※2014~2016年度履修者

対象:経済学部・経営学部・法学部
単位:38単位

区分 共通教育科目 専門教育科目
2年次 春学期 むすびわざコーオプセミナー1
(4単位)
 
秋学期 むすびわざコーオプセミナー2
(4単位)
インターンシップ事前研究
(2単位)
3年次 春学期 むすびわざコーオプセミナー3
(2単位)
長期有給インターンシップ 国内/海外
(12単位)
秋学期 むすびわざコーオプセミナー4
(4単位)
インターンシップ事後研究
(2単位)
4年次 春学期 むすびわざコーオプセミナー5
(4単位)
 
秋学期 むすびわざコーオプセミナー6
(4単位)
 

共通教育科目

むすびわざコーオプセミナー1~4

むすびわざコーオプセミナー1~6

長期インターンシップに耐えうる基礎的な力を身に付けることから始まり、社会に出てから、どういう状況にあってもミッションを任せられる能力と志を持った人材の育成を目的とした科目です。

専門教育科目

インターンシップ事前研究

専門領域での学びの方向性を認識し、それを踏まえて、長期のインターンシップで何を学べば良いのか、どのように取り組んでいけば良いのかを考えます。

長期有給インターンシップ(国内/海外)

国内、海外での15週間のインターンシップ。「むすびわざコーオプセミナー」や「インターンシップ事前研究」で、学生自身が作成する学習計画を踏まえた、インターンシップに取り組みます。 実習期間中は、日報・週報・月報などの報告書を作成し、「むすびわざコーオプセミナー」での報告などに活用します。

インターンシップ事後研究

長期有給インターンシップの成果をより良いものにするために、学部の専門性を活かした事後研究を行います。受講生が、インターンシップ先において体験、観察してきたことをそれぞれの学部の研究フィールドで振り返り、インターンシップの成果としてまとめます。

受講生・担当者の声

受講生の声

経営学部 経営学科 3年次
坂田 優裕さん
実習期間:2019年4月~7月
実習先:専門商社(福祉・建設資材等のレンタル)
実習内容:福祉器具整備、包装、出荷、営業など

大学1年次時には自分が大学生活でどのように活動したいのかが見つけられていなかった為に大学生活を送る上で目的意識もなく、京都産業大学まで何のために通っているのだろうかと考えていました。そんな時、学内のパンフレットで「むすびわざコーオププログラム」という授業があることを知りました。当時の私にとって「就職活動に向けて他の学生と差がつけられそうなカリキュラム」かつ「京都産業大学ならではの取り組みだということ」は魅力的に感じました。そして実際に説明会に足を運び、授業の目的や内容を知ったことで「他のどんな環境よりも自分を成長させることができる」と感じ履修することに決めました。

本プログラムの特徴は全員がどんな人物に成長したいのか常に意識し続け、仲間と一緒に全員でその夢を叶えようと取り組む点です。2年次時は長期のインターンシップで得られる学びと成果を最大限に引き出すために自分がどんな人物に成長したいか、そのためにインターンシップを通して何を成し遂げたいのか徹底的に考え、プレゼンテーションを繰り返しました。人前でプレゼンテーションをすること、将来の自分について深く考えることなど初めてのことばかりで勝手が分からないこともありましたが、繰り返し行うことでとても成長を実感することができました。

担当教員である横森教授は学生の主体性をとても大切にしておられるので、私たち学生が自分たちで授業内容や方針を考え、自分たちの目指す成長した姿に近づくために試行錯誤しながら授業を創り上げました。常にメンバー1人1人が目的意識を持って授業に取り組むことで、それまでぼんやりしていた自分に足りないものが明確になり、お互いを刺激しあって全力で取り組むことができました。

私たちむすびわざコーオププログラム5期生は3年次の2019年4月から7月に1社に対し1〜2名、長期の有給インターンシップを行いました。初日の前日は不安で眠れなかったことを今でも覚えています。実際にインターンシップでは壁にぶつかる場面も多くありました。しかし、期間中には企業でのインターンシップの他に週1回大学で、同期がどのような業務内容でどのような困難にぶつかっているのかを共有する時間があります。そこで仲間の頑張りに刺激を受け、時にはアドバイスをし合うことでモチベーション高くインターンシップをやりきることができました。

私は本プログラムを通して自分に足りないものが何かをはっきり理解することができ、それを克服するためにたくさんのチャレンジをしてきました。むすびわざコーオププログラムには自分を変えるためのチャレンジをする環境がたくさんあり、それを支援してくれる先生方や先輩方、企業の方が沢山関わって下さいます。またむすびわざコーオププログラムには自分を変えたい、成長したいと考える学生が集まるので互いを高め合うことができます。「自分に自信を持ちたい」、「何かに全力で打ち込んで自分を変えたい」、「将来の働くイメージを見つけたい」と考える人にぜひ履修してもらいたいと思います。本プログラムに打ち込むことで自分の新しい様々な姿を見つけ、新たな可能性を広げませんか?

※掲載内容は取材当時のものです。

経営学部 経営学科 3年次
片山 稚菜さん
実習期間:2019年4月~7月
実習先:マレーシア(大学事務)
実習内容:日本語教育、職場環境改善業務、学部事務室での受付業務など

私がむすびわざコーオププログラムを知ったのは、京都産業大学のオープンキャンパスです。たまたま先輩に声をかけられて向かった先がむすびわざコーオププログラムの説明会でした。説明会では、ハキハキと前に立って説明してくださる先輩の姿や、緊張している私でも楽しめるグループワークを作り上げてくださった先輩の姿に感動しました。自分に自信を持つことができなかった私は、先輩方の姿に憧れ、入学できたらこのプログラムを受講したいと思いました。入学後もその気持ちが変わらなかったため、受講を決め大学2年次からプログラムがスタートしました。

授業では「どのような人になりたいのか」「そのためにむすびわざでは何を行うのか」のように、目的意識を持ち、その目的を達成するための目標設定とアクションプランを立てプレゼンテーションを行う機会が数多くあります。人前に立つと声が震えてしまうことや、話す内容が整理できず自分でも何を言っているのか分からないほど緊張してしまうなど、最初は上手くできない自分に落ち込みました。しかし、5期生のみんなも同じように上手く話せないことに悩んでいました。それでも、成長のために何度も挑戦するメンバーの姿を見ていて、「私も頑張ろう」と気持ちを奮い立たせることができました。

インターンシップではマレーシアに行きました。初めは慣れない環境や思ったように仕事を見つけられないことに落ち込んでいました。しかし、そんな私に職場の方は「ただ自分のやりたいことをすればいいのよ」と言ってくださいました。その言葉をきっかけに、自分のやりたいことをリスト化し、実現に向け取り組むことができました。また、毎週水曜日は5期生と電話で近況報告を行っていました。皆の頑張っている姿に刺激を受け「帰ったときに成長した姿でまた皆に会えるように頑張ろう」と思えました。
インターンシップ後には企業様へ向けてインターンシップの成果報告会を行いました。最後に企業様からのフィードバックで「1年半でここまで成長する姿を見ることができて私たち自身とても刺激を受けました」と言っていただけたことがとても嬉しかったです。

お互いに刺激し合える5期生や時には厳しい言葉を下さる先生方、学生の私たちとも真剣に向き合ってくださる企業様方、いつでも見守っていてくださるキャリア教育センターの方々、自分の中で財産とも言えるようなマレーシアでの人々との出会いなど、今となっては出会えてよかったと思える人たちとの出会いを受講する2年前は想像もしていませんでした。
これらがあったのは2年前にこのプログラムを受講したからこそだと思います。そう考えると、あの時プログラムを受講する決意ができて本当に良かったです。今、挑戦する勇気を持てない人がいるのだとしたら、私は挑戦しないことで後悔はしてほしくないと思います。限られた時間だからこそ、後悔のない時間を作ってほしいです。画面越しではありますが、応援しています。

※掲載内容は取材当時のものです。

担当者の声

田中 寧 経済学部 教授

最近は日本でも職場経験が注目を浴びています。ただし、本学としては、いわゆる「社会人基礎力」だけでなく、学部授業で培った専門性をも身に付けた上で社会に出てもらいたいと考えています。経済学部生の「インターンシップ事前・事後研究」では専門書や新聞記事を使って経済学という専門性とむすびわざコーオプでの職場経験を繋げる授業です。

中谷 真憲 法学部 教授

事前研究では、「常識」が分かったうえで、「オリジナルな発想」ができる人材育成を考えた授業を行います。そのために、産業研究、時事問題分析、リーディングを通じて、幅広いビジネス教養を積み上げます。また本物のスキルとは頭ではなく身体に落とし込むものであるため、企業インタビューなども組み込み、社会の中での、そして人生の中での「いま、ここにいる、私」の立ち位置を常に考えてもらいます。
実務能力の根本は、自己と仕事を俯瞰できる能力であり、夢想でしかないアイデアは現実化しません。他方で、理想を持たない仕事は人生を豊かにません。事後研究では、具体的なプロジェクトも組み込んで、「働くこと」についての本格的なシミュレーションを行い、理想と現実の間でどう振る舞い、どう仕事を進めていくべきかを深く考えてもらいます。

松高 政 経営学部 准教授

授業では、経営学部で学んだ専門知識を長期就業体験にどのように活用していくのか、発表・ディスカッションを中心に進めています。理論と実践を融合させる経験は、大学での学びを深めるだけではなく、社会に出てからの大きな武器になります。課題等大変なことも多いでしょうが、頑張って乗り越えていって欲しいと思っています。

小山 治 全学共通教育センター 准教授

日本の大学教育(特に人文・社会科学分野)は「(仕事に)役に立たない」と揶揄されることがあります。こうした中で、本学は、専門分野と(仕事を含めた)キャリアをむすぶことに自覚的に取り組んできた全国でも珍しい大学の一つです。
むすびわざコーオプセミナーの授業では、大学での学びを職業社会と関連づけ、専門分野を「役立てる」にはどうすればいいのかという問題意識をもつことが求められます。「役に立つ」かどうかという受け身の考え方ではなく、大学で学ぶアカデミックな知識・スキルを「役立てる」という主体的な考え方ができるようになることを目指しています。そのために、練習問題やグループワークを通じて、問いと仮説の立て方、データ分析(仮説検証)の方法等を学んでいきます。これにより、キャリアを形成していく上で不可欠な汎用的な能力を効率的・効果的に身につけることができます。
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