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- キャンパスマガジン「サギタリウス」
- 2012 Dec. Vol.58

「京都産業大学らしい」ランチパックを作る!それが僕たち学生健康保険部会の有志12人が今年の5月から半年間取り組んだ企画です。はちみつりんご、プルコギ、マルゲリータ…30以上の案を考え、さらに本学の広告から「大学が発信していること」を読み解こうとするほど、毎日、大学の魅力を探して、見つけて。いつしか、ランチパックを通して大学の魅力をもっと発信したいと思っていました。最後に選んだのは、京都産業大学の「元気で力強い」イメージを託した「なごみ亭の唐マヨ丼」。値段とのバランスといった壁もありましたが、中のソースは、本物にこだわり何度も試作を重ねて完成させた自信作です。
濃厚なとろみのあるソースが特徴の「ランチパック チキン竜田揚げマヨネーズ風味(和風ソース入り)」。11月中に関西のコンビニなど約4000店舗で販売した。




800余年前の京都の大地震を現代の震災と重ねることができたり、当時の簡素な生活が、物にあふれた現代社会を省みるきっかけになったり…。現代にも通じる普遍的な価値観や教訓を伝え続ける、鴨長明の「方丈記」の素晴らしさを広めるのが、私たちの目標です。そんな私たちにとって、下鴨神社でのスタジオジブリの「定家と長明」展は、大きなチャンスでした。原画とストーリーはあるのに映像化が未定のこの作品を映像化できれば、方丈記の魅力を全国へも伝えられるはずと、展覧会でのガイドを務めながら署名活動を実施し、約2千人の賛同を獲得。達成まではまだまだ遠いですが、まずはこの思いを少しでも多くの人に伝えたいですね。
大東さんたちが「京都の観光振興にも役立ちたい」と下鴨神社に直談判し、活動した「方丈記」800年記念「定家と長明」展は、10月〜12月中旬まで開催された。


2年次の頃、自分の未熟さから思うようにプレーができず、僕は人生で初めてサッカーの楽しさを見失っていました。そんな僕の転機は、3年次のプロ選手との合同練習。意外にも、僕にも通用する部分があると気付き、何より志の高い選手たちとの練習が本当に楽しくて、その日から、プロを目指すと決意しました。「プロになるなら絶対に昇格!」と臨んだその年の関西1部リーグへの昇格が決まる試合。冷たい土砂降りの雨の中、必死で戦ったあの時の気持ちは、今も心に残っています。結果は引き分けでしたが、勝ち点差で1部へ昇格。強い気持ちが結果を引き寄せたと感じました。来春から挑む強豪揃いのプロの世界でも、その実感を胸に、誰にも負けないガッツで戦い抜きます。
高校のサッカー仲間から誕生日に贈られた名前入りのシューズ。今も、「完全燃焼した!」という高校サッカーの思い出として取っている。




僕たちが所属する中谷ゼミでは、地域政策を学ぶため、課外活動で先斗町の飲食店メニューの多言語化に挑んでいます。グローバルな視点で伝統あるまちの魅力を正しく発信することを目標に、先斗町のれん会の女将さんにインタビューしたり、先斗町まちづくり協議会に出席するなど、実態調査から開始。メニューを店先に置くと情緒が損なわれるという「景観問題」など、地域の事情がさまざまに絡み合うまちづくりの難しさを知りました。でも、その複雑さが文化の奥深さの証。現在取り組んでいる「いづもや」さんのメニュー翻訳作業では、独特の繊細なニュアンスまで伝える表現をとことん追究しています。
制作中のメニュー。ローマ字の料理名の下に英・中・韓訳で説明を記載。利益に貢献できる内容にするため、留学生にも協力を得て来年4月の店頭使用に向け精度を向上中。
