京都産業大学 キャンパスマガジン サギタリウス VOL.50
Portrait
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リリーフエースとして、チームを引っ張る。
勝ちゲームの終盤に中継ぎとして登板し、9回を締めるクローザーにつなぐ役割を果たすセットアッパー。そのポジションを任され、今シーズン勝利の方程式の一角を担ってきた平野投手だが、先発からの配置転換を告げられたのは2月のキャンプ中のことだった。「当初は先発で行く予定でしたが、与えられたところで結果を残すしかないと、すぐに切り替えることができました」。その言葉通り、シーズン序盤から抜群の安定感を見せ、リリーフエースとしてチームを引っ張った。投げるのは短いイニングなので常に全力投球ができ、真っ直ぐの球の走りもよくなって、「真っ直ぐが来るとわかっていても空振りが取れるストレート」が完成する。「球のキレがよくなり、こんな球が投げられるんだ!と自分でも驚くようなボールが行くようになりました。結果が出ることで自信もつき、今シーズンは1年を通して自分でも納得のいく投球ができたように思います」。
心身ともに成長できた大学での4年間。
京都府立鳥羽高校時代には甲子園出場を果たすが、当時は二番手ピッチャーで、ケガも多く不完全燃焼の3年間だった。「それだけに、大学ではやってやるという気持ちが強かったです」。京産大硬式野球部の勝村監督の指導のもと、日頃からバランス感覚を意識した生活を送り、身体の軸をしっかりと作ることでコントロールも良くなった。体重も10kg以上増え、身体ができてくると球速も10kmは速くなり、「ようやく投げたい球が投げられるようになってきました」と当時を振り返る。そして大学通算36勝、407奪三振のリーグ記録を樹立し、2005年の大学・社会人ドラフトにおいてオリックスから希望枠での指名を受ける。「大学での4年間を通じて、技術的にも人間的にも大きく成長できました。そこで出会った監督や多くの仲間に今も感謝していますし、京産大に入って本当によかったと思っています」。

優勝して、裏方さんやファンの声援に報いたい。
1年間セットアッパーとして活躍し、手応えをつかめる充実したシーズンだったと振り返ってくれた平野投手だが、その目は早くも来シーズンに向けられている。「来年もケガなく1年間プレーし、一軍で活躍することが目標。先発、中継ぎにこだわりなく、与えられた場所でチームに貢献できればと思います」。その第一歩として、シーズンオフもしっかりと身体のケアを行い、練習に取り組むのはもちろん、今は意識して身体を休めることにも努めている。そして、チームとしての目標はリーグ制覇、さらには日本一になることだ。「僕たちを支えてくれている裏方のスタッフの方たち、そしてファンの皆さんの声援に報いるには、優勝するしかありません。チーム一丸となって戦い、最後にみんなと喜びを分かち合いたいです」。
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