【経済学部】経済×WLB 仕事も私生活も。充実した理想のライフスタイルへ

2023.02.27

講義をされる篠田氏
経済学部の専門教育科目「WLB(ワーク・ライフ・バランス)セミナー」(担当:福井 唯嗣 教授)は、本年度、「WLBの模擬体験」、「WLBの実体験」、「WLBと人生」の3つをテーマに開講しています。皆さんは、今後働く、あるいは働いている職場に何を求めますか? 仕事のやりがいや良好な人間関係など、人それぞれなのではないでしょうか。そんな中で昨今、よく耳にする「ワークライフバランス」というワード。仕事と私生活のバランスをとり、どちらも充実させた人生を送りたいと考えている方は多いはずです。では、具体的に「ワークライフバランス」とは何なのでしょうか。理想的な仕事と私生活の割合は人それぞれのため、一言で表現することは困難だと思いますが、実際にマレーシアで育児とワーケーションを両立している篠田 厚志氏をお招きして男性のワークライフバランスについて講義をしていただきました。
(学生ライター  法学部  3年次  八木 一真)

ゲスト講師紹介

篠田 厚志 氏 プロフィール
高校卒業後、大阪府庁の公務員として、12年間人事採用業務等に携わる。その後、NPO法人ファザーリング・ジャパンを設立し、2021年にはSDGsコンサルティング企業の取締役に就任。現在はマレーシアに移住し仕事を行っている。

日本はワークライフバランスの整っている国?!

篠田氏はユニセフの出したデータをもとに、日本は育児制度が整っていると話されました。しかし、実際にはそれが活用されていないのが現状です。育児をしたい男性の割合は年々増加しているにも関わらず、育児休暇の取得率が低水準である理由として、日本には男性が育児休暇を取得できるイメージがなかったり、周囲から冷たい目で見られるのではないかといった不安があったりするためです。また、男性は子育てに対する知識が少なく、育休を取得しても何をすればよいかわからないことが、取得率の低迷につながっているのではないかと説明されました。

ワークライフバランスとは?

そもそも、皆さんは「ワークライフバランスの整った生活」と聞いて、どのような生活を思い浮かべますか? 働き方の形態や経済面など人によってさまざまなのではないでしょうか。また、自分自身の体調や年齢によっても変化すると思います。
一言でワークライフバランスといっても人の数だけ考え方も千差万別のため、言葉の曖昧さに左右されるのではなく、「自分自身がやりたいことが何なのか、どのように生活をしたいのかを考え、それにあった会社選びや働き方をする事が重要である。」と話されました。


講義では、実際にマレーシアに住んでいるご自身の経験や体験を交えてお話いただいたため、非常にイメージがわきやすかったです。働き方が多様になった現代において、自分の働く場所や時間の選択はこれまで以上に大きく人生に影響を与えるのではないかと思います。私自身、現在就職活動をしていますが、会社ごとの働き方や制度の多様性に日々驚いています。そうした制度を生かすためにもまずは、自分の人生に当事者意識を持ち、どのような環境でどのような暮らしをしたいかキャリアプランを明確に持つことで公私ともに豊かな生活を送ることができるのではないかと感じました。

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