【経営学部】環境に優しいコーヒーはいかが?サステナブルなカフェを開催!

2022.12.22

本学キャンパス内において、経営学部の有志学生による「=S cafe」が開催されました。 「すべてをsustainable(サステナブル)に」というテーマのもと、カーボンニュートラル(※)のコーヒーやコオロギパウダーを使用した昆虫食のお菓子など、環境に配慮した商品が販売されたカフェの様子をレポートします。

(学生ライター 国際関係学部3年次 佐藤 美宇)

※カーボンニュートラルとは
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味する。
「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林、森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味している。なお、ここでいう「排出量」と「吸収量」は人為的なものを指す。
(出典:環境省 脱炭素ポータル

「=S cafe」を企画した有志の経営学部生

=Sカフェは、経営学部 宮永 健太郎 准教授の監修の下、有志の学生(中岡 優人さん、村松 杏優さん、名倉 航平さん、安藤 萌さん、坂戸 璃大さん、いずれも経営・3年次)によって運営されました。カフェを開催した経緯について、運営者の中岡さんは、「大学内で環境問題に対する意識を変える取り組みを行いたかった」と、思いを語りました。意識改革を行うだけでなく、経営学部生として、学部で学んだマネジメントの知識を生かし、できるだけ低価格で商品を提供できるよう工夫したそうです。

「=S café」開催中の様子

カフェには絶え間なくお客さんが訪れ、準備していたお菓子は午前中のうちに売り切れるほどの大盛況でした!訪れた方の目的はさまざまでしたが、コーヒーの味に満足していたり、カフェの目的や商品の説明をする学生の話を真剣に聞いたり、イベントにかけた思いは皆さんにしっかりと伝わっているようでした。

中でも、興味を集めていたのが、カフェで使用していたコーヒーカップです。「バタフライカップ」と呼ばれるカップは、環境に配慮したすべて紙製の容器で、皆さんが、カップの形や飲み方について相談しながら楽しむ姿が印象的でした。

カフェで販売された商品の一部を試食したので、ご紹介します。
試食した商品は、「オーガニックコーヒー」、「カスカラソーダ」、「クリケットスコーン」、「蜜蝋カヌレ」の4点です。コーヒーの実の部分を使用したカスカラソーダは、あんずに近い味でとてもフルーティー。初めてコーヒーの果実を食べましたが、ドリンクとして飲むコーヒーとは異なり、苦みを感じることはありませんでした。クリケットスコーンは、コオロギパウダーを使用した「昆虫食」ですが、コオロギの味を全く感じませんでした。特にスコーンは、コオロギパウダーが練りこまれたことによって、通常のスコーンよりも香ばしさが増したように感じました。蜜蠟カヌレは、はちみつの搾りカスから生成した「蜜蝋」を、カヌレ表面にコーティングしています。このおかげで外はパリッ、中はしっとりとした美味しいカヌレになります。また通常捨ててしまう蜜蝋を使用することで、新しい価値を生み出しているそうです。

環境に配慮したバタフライカップ すべて紙でできている
話題の昆虫食 クリケットスコーン、蜜蝋カヌレ

「環境問題」や「SDGs」といった言葉をよく耳にする昨今ですが、実際に何が問題なのか、自分たちにできることは何かといったことを考える機会は少ない気がします。今回のカフェのように、環境問題への意識や地球に配慮した商品に触れられる場所を提供することは、未来を担う大学生が、地球のためにできることを知るきっかけになると思いました。

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