【文化学部】劇場の舞台裏を巡る!「ロームシアター京都」でフィールドワーク

2022.06.24

文化学部専門教育科目「京都文化フィールド演習」は、教室での講義と京都の街に出てフィールドワークを行う実践型演習で構成される授業です。
今回、平竹 耕三教授クラスの受講生たちは、左京区岡崎にある、ロームシアター京都を訪問しました。普段は見ることのできない劇場の舞台裏などを見学し、京都の劇場文化について学びました。

(学生ライター 現代社会学部1年次 近藤 明日海)


ロームシアター京都の舞台上で記念撮影する受講生と平竹教授(後列右)※撮影時のみマスクを外しています

まずはロームシアター京都 管理課長の宮崎 刀史紀氏と初代館長を務めた平竹教授からロームシアター京都の歴史や運営についての説明がありました。

1960年、岡崎に「京都会館」が開館しましたが、施設の老朽化や舞台機能の旧式化などに伴い施設を再整備し、2016年に「ロームシアター京都」としてリニューアルオープンしました。モダニズム建築(機能性を重視したシンプルな建築様式)としても評価の高い京都会館の建物価値を残すため、従来の建物をできる限り生かし、今も変わらず岡崎地域を代表する市民の憩いの場となっています。

宮崎氏(右から2人目)から説明を受ける受講生
初代館長である平竹教授が揮毫された定礎
ロームシアター京都には、規模や機能が異なるメインホール・サウスホール・ノースホールの3つのホールがあり、伝統から現代までの音楽や演劇、舞踊などの公演や催しなどに使われています。
さまざまな催しに対応できる舞台設計となっており、幅広い演出が可能です。
また、蔦屋書店、スターバックスコーヒー、京都モダンテラス、ファミリーマートなどの店舗も併設されており、ロームシアター京都の周りは毎日多くの人でにぎわっています。
メインホールを見学する様子
サウスホールを見学する様子
楽屋など舞台裏を見て回る様子

普段は足を踏み入れることができない劇場の舞台裏を見学できる貴重な体験は、受講生にとってとても有意義な時間になったと思います。一緒に取材した私も、人と文化芸術をつなげる京都の劇場文化を体験し、講義だけでは分からない魅力を感じることができました。

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