【国際関係学部】ドイツ留学でサステナブルビジネスの実践-ドイツ企業と協働し、ビジネスプランの提案にも挑戦!!

2025.03.05

磯部 ももさん(右から3番目)

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、ドイツのノイ・ウルム応用科学大学への交換留学を終えた、国際関係学部4年次 磯部 ももさんに話を聞きました。

なぜ留学先にノイ・ウルム応用科学大学を選びましたか?

私は、国際関係学部で学ぶ中で、環境政策について興味を持っていました。そのため2年次には、CDR国際キャリア開発リサーチのプログラムに参加し、途上国(マレーシア)での活動を通して現状を少しではあるが知ることができました。そして、それとは反対の先進国ではどのような環境政策が行われているのかを知り、実際に触れてみたいと思い環境先進国と呼ばれるドイツに興味を持ちました。それに加えて、ノイ・ウルム応用科学大学で英語で受講できる授業を調べたところ、サステイナブルなビジネスを学ぶことができる授業があることを知り、ビジネスにおける持続可能性も今後の学びのヒントになるのではないかと考え、この大学を選びました。
ウルム大聖堂の上からの景色

留学期間のスケジュールを教えてください


2024年9月19日 ノイウルム到着
9月23日~27日 オリエンテーション期間
9月23日~10月4日 2週間の短期ドイツ語授業 
10月7 Winter Semester 開始
12月23日~2025年1月6日 Winter Holiday
1月24日 Winter Semester 授業終了
1月27日~2月7日 テスト期間
2月14日 帰国
オリエンテーション期間中のウルムツアー
オリエンテーション期間中のイベント(パンプキンフェストへ)

留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください

私は計5つの授業を履修しました。短期授業のドイツ語、Communication Project、Academic Writing、Understanding Customers - Innovation Projects、Developing Sustainable Business Modelsの5つの授業を受講しました。ドイツ語とAcademic Writingは講義形式の授業でした。ドイツ語は初心者レベルの基礎を学び、日常生活における簡単な文章や数字を習得することができました。Academic Writingでは論文を書くための基本や、有効な方法などを学びました。その他3つの授業は、学生が主体で行うプロジェクトが大半であり、日本ではなかなかできない経験ができました。Communication Projectではセメスターを通して「breitseite」という雑誌を作り上げました。プロジェクトの進行や作成も生徒によって行われ、先生は基本チェックのみという自主性の高い授業でした。今回の雑誌のトピックは「Reflection」で、それに沿った内容の記事を作成しました。Understanding Customers - Innovation ProjectsとDeveloping Sustainable Business Modelsの2つの授業では、実際にドイツの企業と協力をしながら持続可能なビジネスを考えるというプロジェクトが大半でした。企業の方々とミーティングを行いながらその企業が抱える問題についてイノベーション案を提案するというとても難しいプロジェクトでしたが、本当に貴重な経験になったと感じています。
グループワークの様子

留学期間で心に残っているエピソードを教えてください

授業だけでなく、プライベートでの他の留学生たちとの交流が強く心に残っています。
韓国や台湾、スロヴァキアなどさまざまな国籍の人々との会話の中で、日本では感じることのできないさまざまな価値観に触れることができました。それだけでなく、自分の語学スキルを向上させることができたと感じています。
最初はあまり満足に話すことができていませんでしたが、留学終盤には最初よりもスムーズにコミュニケーションを行うことができるようになり、友人たちからも話しやすくなった、良くなったといってもらえてうれしかったことを特に覚えています。
友人たちとの小旅行(バルセロナのグエル公園)
友人たちとの小旅行(バルセロナのビーチ)
友人たちとの小旅行(ベルリンのクリスマスマーケット)

留学前に立てた目標は、留学中に達成できましたか

私は、語学力の向上、自身の視野を広げる、ドイツでの環境政策に触れてみるという3つを大きな目標としていました。
大学での講義や会話の中で、リスニングやスピーキングなど実践的な語学力を向上させることができたと思います。
また、多くの人と関わる中で異文化・価値観に触れることができ、私自身文化への視野を広げることができたと思います。
そして、日常生活の中にも環境への配慮を感じることができ、貴重な体験を行うことができました。
マクドナルドの紙製の蓋

環境負荷のランク付けがされている食料品

今後の抱負や、帰国後新しくチャレンジしていることを教えてください

今後も語学力の向上に努めていきたいと思います。
今回の留学で英語力の向上を感じることができたとはいえ、まだまだ不十分であると感じることが最後まで多くありました。
今回知り合った友人たちとの交流も続けながら、語彙力とwritingスキルの向上にしっかりと努めていきたいと考えています。
ドレスデンのクリスマスマーケット

これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

留学は人生の中で本当に忘れることができない経験を得ることができました。もしも興味があるなら半年だけでも行ってみる価値はあると思います。さまざまな人との出会いやそこで見た景色、経験は人生を必ず彩ってくれると思います。
私は留学時に不安の方が大きく、最初の数カ月は精神的に不安定になってしまっていました。しかし、最後の1、2カ月は心から楽しむことができていたと思います。この不調さえも、成長の一部だと今は考えることができています。
もし留学に行くなら調子が崩れることは必ずあると思いますが、あまり考えすぎずに楽しむことを第一に考えてください。
ウルム大聖堂(高さ世界一です)
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